アピリッツ、第3四半期(2~10月)決算は売上高50%増、営業益145%増に 運営移管タイトルと買収子会社が業績に寄与

  • アピリッツ<4174>は、12月15日、2023年1月期の第3四半期累計(2~10月)の連結決算を発表、オンラインゲーム事業は運営移管タイトルが、人材育成派遣事業は買収子会社がそれぞれ寄与し、大幅な増収増益を達成した。

    売上高52億6300万円(前年同期比50.7%増)
    営業利益3億100万円(同145.2%増)
    経常利益2億8700万円(同163.5%増)
    最終利益1億7100万円(同234.2%増)
    ※今期より連結決算に移行しているほか、収益認識基準の適用も行っているため、前年同期比較は参考値。

    各セグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①Webソリューション事業 売上高21億1500万円、セグメント利益5億9500万円
    顧客のニーズに合わせたサービス設計から開発・保守までの一連の流れで業務を請け負うことによりロイヤリティループを形成し、継続受注や複合サービスの提供案件を順調に伸ばすことができた。また、顧客のDX化を実現するパートナーとして新規案件の獲得にも積極的に取り組み、Webソリューション事業全体の業績は順調に推移した。

    ②オンラインゲーム事業 売上高23億7700万円、セグメント利益1億1100万円
    「自社ゲーム開発」においては、既存タイトルの各種イベントなどにより売上維持に努めた。また、「式姫Project」の新作ゲームタイトルの開発も並行して進めた。「パートナーゲーム開発」においては、他社ゲーム開発の受託開発および運営保守ならびに運営移管したゲームの運営を行った。特にかねて開発および運営を行っていた大型のゲームタイトルである『UNI'S ON AIR』については移管も完了し、新たな運営体制へ移行している。

    ③デジタル人材育成派遣事業 売上高7億7100万円、セグメント利益5700万円
    これまで「Webソリューション事業」および「オンラインゲーム事業」の両セグメントに含まれていた、デジタル人材派遣事業の機能および2022年7月に完全子会社化したY'sを統合して新たに立ち上げた事業。昨今DX化に見られるように、急速に進むデジタルビジネスの進展とそれを支えるデジタル人材の需給ギャップは構造的な問題となっており、課題とされているデジタル人材不足に対するソリューションとして、機動的に対応できるように新たなセグメントとして区分した。派遣人員の採用及び教育を積極的に行うことで、質の高いデジタル人員を顧客に提供している。

    ■通期予想は6月の修正予想から変更なし
    2023年1月期通期の連結業績予想については、6月30日に発表した修正予想から変更なく、以下のとおり。

    売上高70億円(前期比46.0%増)
    営業利益4億5000万円(同92.9%増)
    経常利益4億4000万円(同99.9%増)
    最終利益2億7000万円(同147.2%増)

株式会社アピリッツ
https://appirits.com/

会社情報

会社名
株式会社アピリッツ
設立
2000年7月
代表者
代表取締役社長 執行役員CEO 和田 順児
決算期
1月
直近業績
売上高84億2700万円、営業利益5億9900万円、経常利益5億9600万円、最終利益3億8600万円(2024年1月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4174
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