メディアドゥ<3678>は、手塚治虫氏の傑作ダークファンタジーマンガ『どろろ』の縦スクロールコミック版リメイクについて、2022年12月28日より日韓で同時配信を開始した。手塚プロダクション、韓国の大手縦スクロールコミック制作スタジオ・Terapinとの共同プロジェクトとして展開しているという。
■北米、中国、ヨーロッパの主要書店に順次拡大予定
体の48箇所を魔物に奪われた百鬼丸が、魔物退治の旅を続ける手塚治虫の名作マンガ『どろろ』、その続編を縦スクロールコミックで現代を舞台にリメイクする。
韓国の人気縦スクロールコミック『月光彫刻師』の脚本などで知られるストーリー作家で、手塚治虫の大ファンでもある李度京(イ・ドギョン)氏(ARC STUDIO代表)が脚本・絵コンテを担当。さらにファンタジージャンルに強みを持つ韓国の制作会社・テラピンと、メディアドゥ、手塚プロダクションがタッグを組んだ。
『どろろ』のバトル・ファンタジー要素と世界観を引き継いだ『どろろ Re:Verse』は、縦スクロールコミックの先進地・韓国の知見を最大限に生かし、インパクトと臨場感あるシーンをふんだんに織り交ぜた作品。
【『どろろ Re:Verse』あらすじ】
戦国時代に生まれ、妖怪に肉体を奪われた「百鬼丸」。己の肉体の欠片を持っている妖怪を狩りながら、少しずつ体を取り戻していき、現代まで生き残るが…!? 都市の闇の中、妖怪を狩りながら生きてきた百鬼丸の前に、突然一人の少女が現れる。妖怪でもないのに、百鬼丸の欠片の一部を持っている少女「ロロ」。百鬼丸はロロとの契約により、残りの妖怪たちを追って最後の狩りに向かう。今度こそ完全なる人間になるために──。手塚治虫の代表作の一つである異色の時代劇『どろろ』が、現代ファンタジーとして新たにリブート!!
作品ページ(ピッコマ):
https://piccoma.com/web/product/121002
■手塚プロダクション 取締役 手塚るみ子氏 コメント
手塚治虫が亡くなってからこれまで、私たち手塚プロダクションは様々な事業を通じて、手塚作品の魅力を次世代へ手渡せるようにしてきました。
もはや手塚自身は新しい作品を生み出すことが叶いませんが、その創作に影響を受け、そのイズムを継承している現役作家の方々とともに、今までにない作品を作りあげることによってまたひとつ、手塚作品の魅力を世界中へ発信できるのではないかと期待しています。
(C)Tezuka Productions/Bean/Lee do kyong/Terapin/YUZU comics
会社情報
- 会社名
- 株式会社メディアドゥ
- 設立
- 1996年4月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 藤田 恭嗣
- 決算期
- 2月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3678