BOI、『メメントモリ』の22年12月課金高は20億円、累計81億円と発表 『メメントモリ』営業益は23億円以上か テレビCM2作品放映
バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>は、『メメントモリ』について2022年12月度の課金高(速報値)が20億円で、リリースからの累計課金高が81億円だったことを明らかにした。過去の実績を見ると、11月が28億円、10月18~31日が35億円で、月次ベースで見ると減速しているようだ。
しかし、同社は、リリース前に日本国内のみで月額課金高5億円以上の規模を最低1年以上推移(年間60億円)を超過するという目標を掲げていた。国・地域別課金高の開示はないため、達成度合いは不明だが、想定よりも好調に推移していることが伺える。
このほか、12月31日時点のダウンロード数は194万(日本91万、韓国25万、アメリカ19万、台湾17万、その他40万)で、広告宣伝費は8億円(年末年始 TVCM 総額4億5000万円のうち、12月度分の2億3000万円を含む)だった。
また、同社では連結損益構造を「売上高-PF 手数料-広告宣伝費-固定費(事業部・間接部門)=営業利益」と整理したうえで、
・売上高:各タイトルの累計課金高から消費税等(10%)を控除した残額
・PF手数料 :売上高に対して30%程度
・広告宣伝費:売上高に対して25%~30%程度
・固定費(事業部・間接部門):8億円程度(『メメントモリ』以外も含む)
になるとした。売上は『メメントモリ』限定となり、固定費も他タイトルを含んだものになるという限定付きだが、営業利益は23億円以上になるようだ。『恋庭』でも積極的に広告宣伝を行っているほか、10月初旬~中旬の数字が開示されていないため、会社全体のものではない、限定的なものであることに注意してほしい。
なお、テレビCMについては、スマートフォン端末の中で魔女たちの様々な表情が見られる【メメントモリ、しないか篇】とキャラクター「ナターシャ」が『メメントモリ』の世界へ誘導する【弔花の魔女篇】の2作品を用意しているそうだ。
【メメントモリ、しないか篇】
【弔花の魔女篇】
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
- 設立
- 2006年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 樋口 智裕
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高213億3300万円、営業利益49億円、経常利益49億2000万円、最終利益32億9300万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4393