C&R社、第3四半期(3~11月)決算は売上高6%増、営業益10%増で過去最高業績を達成 日本でのプロデュース事業や医療分野のエージェンシー事業が好調
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クリーク・アンド・リバー社(C&R社)<4763>は、1月11日、2023年2月期の第3四半期累計(3~11月)の連結決算を発表、グループの中核を担うクリエイティブ分野(日本)におけるプロデュース事業や、医療分野におけるエージェンシー事業が好調に推移し、売上高・利益ともに過去最高の業績を達成した。
売上高332億2400万円(前年同期比6.2%増)
営業利益33億2000万円(同10.3%増)
経常利益33億4900万円(同11.0%増)
最終利益23億8200万円(同20.4%増)ゲーム分野においては、同社およびクレイテックワークスにおいて、開発スタジオでの制作受託や、IP(知的財産)を活用した自社開発を推進した。また、開発スタジオと連動した業界未経験者の育成機関「C&Rクリエイティブアカデミー」や外国籍人材の積極的な登用を通じて、人手不足と言われるゲーム業界のニーズに着実に対応した。
XR(VR/AR/MR)への取り組みは、顧客自身がVR教材を短時間で制作・研修できる同社開発の「ファストVR」の販売や、企業と共同で行う危険体感教育ツールの開発、DXプロジェクトにおけるXR導入支援や施策に関するコンサルティングなどを行い、ハードからコンテンツまで一貫したソリューションの開発・販売実績を積み重ねた。
映像やゲーム、Webコンテンツ開発など、年々分野と規模を拡大してきたスタジオを包括し、日本最大級のクリエイティブ開発スタジオとなった「C&R Creative Studios」では、企画開発や受託開発のほか、同スタジオのメタバース化にも取り組んでいる。日本から世界を席巻するようなコンテンツ開発を行なうとともにブランディング化をはかり、世界中の優秀なクリエイターの獲得を目指していく。
2022年5月に連結子会社化したブロックチェーン技術を使ったプラットフォームの企画、開発、運営を行うANIFTY(アニフティ)は、アニメ作家や漫画家、イラストレーター、動画制作者等の優れたコンテンツをNFT(非代替性トークン)として流通させ、グローバル市場での収益化をはかるとともに、メタバースでの新しいビジネスモデルの構築に向けた取り組みを行っている。
■通期業績予想は変更なし
なお、2023年2月期通期の連結業績予想については、従来予想を据え置いており、以下のとおり。売上高440億円(前期比5.3%増)
営業利益40億円(同17.2%増)
経常利益40億円(同17.0%増)
最終利益25億円(同12.4%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社クリーク・アンド・リバー社
- 設立
- 1990年3月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 井川 幸広/代表取締役社長COO 黒崎 淳
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高497億9900万円、営業利益41億300万円、経常利益41億3700万円、最終利益26億5800万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4763