22年の国内家庭用ゲーム市場規模、3.7%増の3748億円と増加 コロナ反動懸念も『ポケモンSV』や『スプラ3』など強力新作が牽引【ファミ通推定】


「ファミ通」は、2022年の国内家庭用ゲーム市場規模速報について、前年比3.7%増の3748億2000万円だったことを明らかにした。内訳を見ると、ハードが同3.4%増の2097億8000万円、ソフトが同4.1%増の1650億4000万円といずれも伸びた。前年は巣ごもり消費の影響を受けていたことから、2022年は反動が懸念されたが、強力な新作ソフトの登場とゲーム機本体の品薄に解消の兆しが見られたため、2022年は2年ぶりにトータルの市場規模がプラスとなった。

 

年間ソフトランキングの首位は、3年ぶりのシリーズ最新作となる『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』(ポケモン/2022年11月18日発売/Switch)が獲得した。年間販売本数は433.9万本と、前作『ポケットモンスター ソード・シールド』(ポケモン/2019年11月15日発売/Switch)が2019年に記録した年間販売本数298.8万本を大きく上回るペースで数字を伸ばしている。2位は368.8万本を販売した『スプラトゥーン3』(任天堂/2022年9月9日発売/Switch)で、こちらも前作を超える勢いで販売本数を積み上げた。

 

ハード市場では、主力商品に世界的な半導体不足と、サプライチェーンの混乱の後遺症が続いたものの、年末にかけて徐々に復調。年間販売台数では、3機種合計で480.5万台を販売したNintendo Switchが6年連続でトップとなった。また、プレイステーション5は115.4万台、Xbox Series X|Sは27.0万台とそれぞれ前年の実績を上回り、今後のさらなる普及の拡大に注目が集まりそう。

 

続く2023年のソフト市場は、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(任天堂/2023年5月12日発売予定/Switch)や、『ファイナルファンタジーXVI』(スクウェア・エニックス/2023年6月22日発売予定/PS5)といった強力な新作が登場する予定で、家庭用ゲーム市場のさらなる盛り上がりが期待される。

なお、本データは、店頭・通販販売分となる。ダウンロード販売、アイテム課金などのデジタル決済は含まない。また、ソフトの売上本数については、集計期間中に店頭(通販含む)で販売したすべてのタイトルを対象としている。2種類以上のバージョンや周辺機器・本体等との同梱版が発売されているソフトのデータは、すべての種類を合計した数字となる(発売日は前に発売したもの、価格は通常版を表示している)。

※Nintendo Switch Lite、有機ELモデルを含む合計値。
※プレイステーション5デジタル・エディションを含む合計値。
※プレイステーション4Proを含む合計値。
※ニンテンドー3DS LL、Newニンテンドー3DS、Newニンテンドー3DS LL、ニンテンドー2DS、Newニンテンドー2DS LLを含む合計値。
※2021年の集計期間は、2020年12月28日~2021年12月26日
※パッケージ版(ダウンロードカード、本体プリインストール版を含む)のみの推計(ダウンロード販売、アイテム課金などのデジタル決済は含まず)
※「Pokemon LEGENDS アルセウス」の“e"は、正式にはアキュート・アクセント付きの“e"となる。

 

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株式会社KADOKAWA
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会社情報

会社名
株式会社KADOKAWA
設立
1954年4月
代表者
代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
決算期
3月
直近業績
売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9468
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