【イベント】Cygamesが『グランブルーファンタジーフェス2022-2023』を開催! 新作『GRANBLUE FANTASY: Relink』の試遊レポートも公開!
Cygamesは、自社で開発するRPG『グランブルーファンタジー』のイベント「グラブルフェス2022-2023」を1月20日から22日の3日間にかけて開催した。本稿では、プレオープンの様子とともに、イベント会場に試遊スペースが設けられた『GRANBLUE FANTASY: Relink』の内容をレポートする。
■ファン待望の大型イベントいよいよ開催!
毎年恒例となっていた「グラブルフェス」だが、昨今の情勢もあって開催が控えられていたこともあり、大規模な会場でのオフラインイベントは約3年ぶりとなる。『グラブル』ファン待望のイベントだけあり、会場の東京ビッグサイトには多くの人が集まった。
会場に入ると巨大なゲートとビィくんがお出迎え。入場してから会場の中央へ向かう道すがらには、ゲーム内に登場する武器の展示や、『グラブル』の世界をモチーフにした撮影コーナーが設置されており、すぐさま『グラブル』の世界観に入り込んでいくような感覚にひたれる。
▲武器展示では、ジュワユース、獅子王戦拳、虹の弓など、これまでにない武器も初登場。
撮影コーナーには、騎空艇グランサイファーの一室を再現したものと、カリオストロの錬金実験室のふたつに加え、新たにルナールが絵物語を執筆する部屋を再現した“ルナールの鉄火場”が加わった。
▲散乱する資料の中には描きかけの原稿がいくつか。細かなところまで精密に作られている。
会場中央には、存在感抜群の巨大バルーンが設置されている。また、新たな造形物としてセスラカ、ガレヲンが追加された。このペースで増えていくと、いつしか会場に収まりきらなくなってしまいそうだが、それはそれで見てみたい気もしてしまう。
展示系のコーナーを抜けた先では、景品ありのアトラクションで遊べる「十二神将 わくわく縁日」、「ヴァンピィ&ヴァイトのブラッディキャッスル」が並んでいる。まだまだ開場したばかりのタイミングでもこの大盛況ぶり。本当にたくさんのファンが集まっていることを実感する。
その隣では、『グランブルーファンタジー リリンク』の試遊版がついにお披露目!こちらは人だかりができないよう、入場時間を振り分けていたためスムーズに人が流れている。試遊時間は10分。7人のキャラクターから好きなキャラクターを選び、試遊用のクエストをプレイできた。『リリンク』の詳しいプレイ内容については、後述する。
最初のホールをぐるりと回りきったところで、反対のホールに移動。こちらにはリアルガチャと物販といったショッピング関連や、フードコーナー、多数のフォトスポットが設営されていた。
▲物販コーナーは当然のことながら大盛況。ソーシャルディスタンスを気にしながら、いつも以上にスペースを広くとっていることもあり、とてつもない規模感になっていた。
物販コーナーの横には、定番の商品展示コーナー。ここを眺めているだけでも十分に楽しめる。物販コーナーの横には、定番の商品展示コーナー。ここを眺めているだけでも十分に楽しめる。
フードコーナーには、サンダルフォンの喫茶室をモチーフにした「カフェ ミレニア」も併設されている。提供されるコーヒーの美味しさもさることながら、コーナーの内装にも注目してほしい。
年表の展示も、当然のことながら年々増えていく。巨大なボードの裏表に、これまでの『グラブル』のゲーム内外での歩みがびっしりと書きこまれており、一通り見るだけでもかなりの時間がかかり、その歴史の長さと濃密さに驚かされる。
こちらのホールには、多数のフォトスポットも設営されていて、スマホやカメラ片手に盛り上がる来場者の姿も多く見られた。撮影コーナーもディティールへのこだわりにあふれている。置かれている「ケッタギア」や装備品の類はもちろんのこと、置かれている小物にも注目してみると、より一層楽しめるはずだ。
撮影コーナーから少しはずれたところには、カナンの神殿が鎮座している。天司たちが描かれたステンドグラス、目を奪われるような美しさ。画像でもクオリティの高さは伝わるとは思うが、ぜひ一度は現地でライトアップされたものを見てほしい。
撮影コーナーも抜けた先には、VRの世界でキャラクターとのひと時を過ごせる「VR天司」、「VR四騎士 Lite」のコーナーになっている。今回は、VR天司のサンダルフォンバージョンを体験させてもらった。
▲中は騎空艇の廊下のようになっている。ここでも妙に凝った本棚が置いてあったりと、世界観の作り方は相変わらず徹底している。
▲廊下を曲がった先には、いくつか部屋がある。今回は真ん中の部屋に案内されたが、どうやら部屋によって出てくる天司が違うらしい。
▲部屋の中は、ゲームの背景でも見たことがあるような一室。ガイドさんの説明を聞きながらも慌てずにじっくりと部屋を見渡して雰囲気を楽しんでおこう。
残念ながら、VRの内容については写真でお伝えできないため、このまま文章で紹介していこう。上写真の緑の丸椅子に座り、VR機器を装着してしばらくすると、ドアから入ってきたサンダルフォンが語り掛けてくる。こちらから何かアクションをするということはないので、サンダルフォンの話を聞きながら彼の動きに注目しておこう。
横のテーブルに置かれたろうそくに異変が起きたそのとき……この先はぜひ実際に体験してみてほしい。
VRならではの楽しさがふんだんに盛り込まれているので、これから体験する人は是非とも楽しみにしていてほしい。VRの体験自体は5分ほどになるが、このアトラクションの体験はこれだけでは終わっていない。VRの前後では、部屋の中に変化が起きている。その変化に気づいたとき、今見た出来事が本当に起きたことのように感じられるはずだ。
▲ガイドさんにうながされてテーブルを見ると、サンダルフォンからの贈り物とともに、テーブルの上には確かな変化が。そのほかの変化についても、是非自身で体験したうえで答えを知ってほしい。
■個性豊かなアクションが楽しめる『リリンク』をお試しプレイ! アクションが苦手な人向けの驚きの救済システムも判明
会場もひとまわりしたところで『グランブルーファンタジー リリンク』の試遊コーナーへ。時間も決められているので、早速試遊を開始させてもらった。
今回は、試遊用のクエストのみがプレイでき、使用可能なキャラクターはグラン、カタリナ、イオ、ラカム、シャルロッテ、ランスロット、ジークフリートの7名。一通り触れたので、ゲームの基本システムとともにキャラクターの特徴も紹介していこう。
今回プレイしたクエストの内容は、次々と現れるゴブリンの群れを倒していくというシンプルな内容。キャラクターを選択すると、残り3名のNPCキャラクターが選ばれ、4人パーティの状態でクエストがスタート。
□ボタンで振りが早くコンボを繋げやすい攻撃、△ボタンではキャラクター固有の特殊なアクションや、ダメージが大きいコンボフィニッシュが発動する。また、R1ボタンを押しながら〇、×、□、△のボタンを押すことで強力なアビリティを発動できる。アビリティを使用すると、再使用できるまでのクールタイムが発生する。
▲操作のレスポンスも良く、操作感はかなり良好。ストレス無く軽快なアクションを繰り出せるのがとても好印象だった。
▲アビリティの演出も派手ではありつつも、視界を妨げることはない。グラフィックの綺麗さと遊びやすさはしっかりと両立されている。
敵を攻撃しつづけていくと、攻撃を受けた敵のスタンゲージが上昇していき、ゲージが100%になると敵がスタン状態になる。このときに〇ボタンを押すと“リンクアタック”が発生し、仲間と連携して集中攻撃を浴びせられる。ひとりで攻撃するよりも確実に大きなダメージを与えられるので、リンクアタックを積極的に狙っていきたい。
▲“リンクアタックが使用可能になったタイミングで専用のUIが表示される。見落とすことはまずないので非常に助かる。
敵の攻撃に対しては、回避、ガードのどちらかで対処できるほか、ダメージを受けてしまったときはアビリティで回復したり、ワンタッチでアイテムを使用して回復することもできる。
そして、『グラブル』の戦闘の醍醐味とも言える、派手な奥義と奥義連携によるチェインバーストは『リリンク』にもしっかり受け継がれている。まずは、画面左上にあるHPのゲージの下の“奥義ゲージ”に注目。攻撃を当てることでこのゲージが溜まっていき、100%まで溜まったキャラクターは奥義を発動可能になる。
パーティメンバーの誰かが奥義を発動すると、画面中央に受付時間を表すサークル表示とともに”チェインチャンス”の表示が現れる。サークル表示が消滅する前に奥義を発動することで”奥義チェイン”状態となり、奥義発動後に強力な追加攻撃”チェインバースト”を発生させることができる。もちろん、奥義を繋げた人数が多いほどチェインバーストは強力になるので、しっかりと発動タイミングを合わせていきたいところだ。
▲“チェインチャンス”も、かなり明快なUIが表示される。サークルが大きく表示されるおかげで時間制限がわかりやすいのはグッド。
▲本家『グラブル』と同様、チェインバーストは重要なダメージ源になる。パーティメンバーとの奥義使用タイミングは確実に合わせていきたい。
基本的なシステムは以上となる。やることが多いようには見えるかもしれないが、まずはとにかく、色々なアクションを試しながら攻撃し続けているだけでも十分遊べるので、さほど敷居は高くない。
さらに、アクションが苦手な人用の“アシストモード”も搭載されているので安心してほしい。アシストモードでは、□ボタンを連打するだけで、△ボタンのアクションやアビリティも自動で使ってくれるので、簡単に爽快なコンボを決められる。
それでもやっぱり不安だという人は、“フルアシストモード”を選ぶといい。このモードでは、プレイヤーがしなければいけない操作は左スティックの移動のみ。攻撃範囲内に敵を検知すると、すべての攻撃・回避アクションを自動でしてくれるようになる。ちなみに、これらのアシストモード中でも、プレイヤーが入力した攻撃アクションは受け付けてくれるので、余裕があるときは自分で操作してみて、難しいときはアシストに任せるといった遊び方も可能だ。
これでシステムもすべて触れられたので、キャラクターについて紹介していこう。キャラクターのアクションは基本的な攻撃からすでに異なるため、今回プレイできた7人についても、プレイ感覚はしっかりと別物になっている。
まずは、主人公のグラン。主人公らしくシンプルな内容にまとまっていて扱いやすい。□ボタンと△ボタンの組み合わせで多彩なコンボを繰り出せる。△ボタンはチャージすることでダメージが上昇するため、まずはコンボで相手をけん制しつつ、チャージ攻撃でとどめといった流れで戦えると理想的。
カタリナは、□ボタンと△ボタンを組み合わせ、コンボを繰り出していく点はグランと変らないが、コンボをフィニッシュ技までつなげることで、固有の“アレスゲージ”が上昇する。これが最大になるとアレスが召喚され、カタリナ自身の攻撃にあわせて強力な連携攻撃を行ってくれる。攻撃し続ければ強くなるので、ある意味グランよりもシンプル。
銃で戦うラカムの□ボタンは長銃を用いた遠距離攻撃で、長押しで3連射に変化する。△ボタンは短銃を使った近距離への広範囲攻撃で、チャージすることでダメージと攻撃範囲が広くなる。もし試遊で使ってみるなら遠距離攻撃しながら距離を詰めていき、隙あらばチャージ近距離攻撃で大ダメージを狙っていくプレイをおすすめしたい。
イオは、基本的に遠距離からの魔法攻撃で戦う。□ボタン、△ボタンともにチャージができ、□ボタンのチャージ攻撃を使うと“魔力の渦”というバフが増える。魔力の渦の数に応じて△ボタンのチャージ攻撃が強化されるので、□ボタンチャージ攻撃をたくさん使い、魔力の渦を溜めてから△ボタンでのフルチャージ攻撃で一撃大ダメージを狙う流れを意識しよう。ちなみに、一部アビリティでも魔力の渦が溜まるので、アビリティからの△チャージも強力。
シャルロッテは巨大な武器に似合わず機敏な動きで戦える。△ボタンを押すと、敵の攻撃が届かないほどの高さまで大きく飛び上がり、そこから強力な一撃を与えられる。飛んでいるあいだに追加で□ボタンや△ボタンを押すことで攻撃が変化する。地上で□ボタンを連打すると高速の連続攻撃に変化し、この状態から△ボタンで飛び上がればそのあとのフィニッシュ攻撃が強化される。
ランスロットはいかにも双剣らしいラッシュ攻撃が特徴。△ボタンの攻撃は、左スティックを入れた方向に移動しながら攻撃できるので、敵の横や背後に回り込むように移動しながら戦うといい。また、敵の攻撃が当たる瞬間に△ボタンでの攻撃を出すと特殊回避となり、一定時間無敵化しつつ攻撃を継続できるので、腕に自信があれば狙っていこう。ランスロットも□ボタン連打の連続攻撃から△ボタンにつなげることでフィニッシュが強化される。こちらも積極的に狙っていけば、かなりの大ダメージを期待できる。
ジークフリートは、攻撃が大振りで隙は多いものの、△ボタンでの攻撃中など一部の状況では敵の攻撃でひるみにくい特性があるため少し強引な攻め方ができる。□ボタンの攻撃時、振り終わったぐらいのタイミングで□ボタンを押すと体が赤く光る。光った後の攻撃が強化されるうえに、すべての攻撃でタイミングよく入力できると、△ボタンのフィニッシュ攻撃が大幅に強化される。
今回試遊できる特別クエストでは、最初に現れるゴブリンの群れと、それらを倒したあとに現れる大型のボス“ゴブリンウォーリア”を5分以内に倒すことで、隠しボスの“グリフォン”が追加で出現する。羽ばたいて滞空状態になると、ジャンプしないと攻撃が当たらなかったり、回避が困難な竜巻攻撃など、かなりの難敵ではあるが手ごたえは抜群。試遊の際は是非挑戦してみてほしい。
試遊も終わったことで、アトラクションは一通り回りきれた。最後は、また別のホールに設営されたメインステージだ。プレオープンとなるこの日は、「Tokyobigsight Granbluefantasy Collection」と「Stella Magna スペシャルライブ in グラブルフェス2022-2023」のふたつの演目が行われた。
「Tokyobigsight Granbluefantasy Collection」では、オフィシャルキャストによるファッションショーで、プレオープンのみ開催されるものだ。今回登場したのは、ルリア、ソシエ、
最後に全員が揃ってフィナーレを迎えたあと、ステージのモニターに映し出されたのは六竜のイラスト。その前に5人の人影。最後にほんの数秒会場が明るくなり、その姿は確認できた。詳細については特にアナウンスはなかったが、六竜のオフィシャルキャストが決定したということなのだろう。続報を待とう。
▲確認できたのは、フェディエル、ガレヲン、ル・オー、ワムデュス、ウィルナスの5名。
この日の締めくくりとなる「Stella Magnaスペシャルライブin グラブルフェス2022-2023」は、最後にサプライズ的にボーカルの遠藤フビトさんも登場し、会場は大いに盛り上がった。
以上で、プレオープンの行程はすべて終了。スペシャルライブでの余韻や熱気も残しつつ閉場となった。
(取材・文 ライター/宮居春馬)
(編集 編集部/山岡広樹)
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