22年12月の世界モバイルゲーム市場、7.6%減の8736億円 『原神』247億円でランキング2位、『NIKKE』91億円で8位 『FGO』TOP10復帰 Sensor Tower調査


Sensor Tower(センサータワー)は、2022年12月の全世界モバイルゲーム収益ランキングに関するレポートを公開した。同社では、独自のストアインテリジェンスデータで集計したとのこと。ランキングのほか、市場全体の総収益についても推計している。

 

Tencentの『Honor of Kings』が1位、『原神』2位、『PUBG Mobile』3位

Tencentの『Honor of Kings』が2億ドル(260億円)以上の収益を記録し、グローバルモバイルゲーム収益ランキング1位になったとするレポートを公開した。その収益は中国のiOS市場からの収益が94.4%を占め、その他の国からの収益が5.6%を占めた。

miHoYoの『原神』は、2022年12月のモバイルゲームとして世界で2番目に収益が高く、総収益は1億9000万ドル(247億円)となった。『原神』の収益の47%は中国のiOS市場からのもので、次いで日本市場からの収益が20.9%となっている。

Tencentの『PUBG Mobile』は、2022年12月のモバイルゲームとして世界で3番目に収益が高く、総収益は1億8000万ドル(234億円)以上となった(中国で同作に当たる『和平精英』との合算)。収益の67%が中国のiOS市場からのもので、アメリカは7.6%を占めた。

このほか、国内勢では、FGO Projectの『Fate/Grand Order(FGO)』がTOP10に復帰したが、特にコメントはなかった。

 

世界のモバイルゲーム市場の総収益は7.6%減

2022年12月の世界のモバイルゲーム市場の総収益は、推定で前年同月比7.6%減の67億ドル(8736億円)だったという。アメリカは依然として全世界モバイルゲーム収益が最も高い市場で、全世界収益の29.2%に相当する19億6000万ドルを記録、日本の収益が18.5%で2位、次いで中国のiOS市場の17.2%だった。

 

『勝利の女神:NIKKE』が8位に登場

韓国のShift Up Studioが開発し、Tencentの海外配信ブランドLevel Infiniteからリリースした2Dシューティングモバイルゲーム『GODDESS OF VICTORY: NIKKE』(勝利の女神:NIKKE)は、12月に全世界で収益が7000万ドル(91億円)を超え、ランキング8位になった。

このうち日本市場からの収益が62.4%、アメリカ市場からの収益が14.4%、韓国市場からの収益が10.9%で、チャネル別ではGoogle Playストアが56.6%、App Storeが43.4%を占めた。

12月8日には大型期間限定イベント「MIRACLE SNOW」が開始され、限定キャラクターや新マップなど様々な要素が盛り込まれた。イベント開始当日、このゲームは日本のApp StoreのTop Grossingランキング1位になった。12月8日、9日までのわずか2日間で、『GODDESS OF VICTORY: NIKKE』の全世界での収益は740万ドル(9億6400万円)近くになった。

 

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