2022年の世界ゲーム市場は4.3%減の1844億ドルとマイナスに ロックダウンに伴う成長後の調整局面 23年以降に再び成長軌道に


角川アスキー総合研究所は、この日(1月27日)、2022年の世界ゲーム市場について、前年比4.3%減の1844億ドル(23兆9035億円)とする見通しを発表した。特にモバイルゲーム市場が減少率が大きく、前年比6.4%減と922億ドル(11兆9517億円)となる見込み。このほか、家庭用ゲームも同4.2%減の518億ドル(6兆7180億円)、PCゲームが同0.5%増の405億ドル(5兆2525億円)と推定している。

インフレによる消費者の可処分所得の減少や、ユーザー追跡防止機能による収益機会の減少などが影響したと分析し、ロックダウンにともなう成長後の調整局面に入ったとコメントしている。

 

しかし世界のゲームプレイヤー数は、前年比4.6%増の約32億人でエンゲージメントはまったく低下しておらず、2023年以降は再び成長軌道に戻ると予測しているそうだ。市場規模は、2025年には2113億ドル(27兆3943億円)まで拡大すると予測しているという。

 ※通貨単位「ドル」は、いずれも「米ドル」を指す。

 

なお、詳細については、本日発売の世界のゲームビジネスの調査したデータ年鑑『グローバルゲームマーケットレポート2022』に収録されている。


グローバルゲームマーケットレポート2022

発行:角川アスキー総合研究所
編集:Newzoo International B.V.
発売日:2023年1月27日
価格:126万5000円(税込)
言語:日本語
ページ数:本文162ページ(PDF)
付属:Excelデータセット
*発刊後、四半期ごとにアップデート情報を計3回配信予定
販売ページ:
https://f-ism.net/report/Global_Games_2022.html

 

ゲームビジネスにおけるマーケティングデータの世界的デファクトスタンダード

本年鑑は、海外ゲーム市場の調査会社「Newzoo International B.V.」が発行する『Global Games Market Report』最新の日本語翻訳版。膨大なデータによる精度の高い情報分析により、ゲームビジネス業界におけるマーケティングデータのデファクトスタンダードとして世界的な評価を得ている。

 

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四半期ごとの中間アップデート情報も順次配信

本年鑑の購入者向けに、四半期ごとのアップデート情報を計3回配信する。変化の過渡期にあるゲームビジネスに対応するため、市場の変化を細かい数値データやトピックスとともに提供する。

株式会社KADOKAWA
http://www.kadokawa.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社KADOKAWA
設立
1954年4月
代表者
代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
決算期
3月
直近業績
売上高2554億2900万円、営業利益259億3100万円、経常利益266億6900万円、最終利益126億7900万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9468
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