【ゲーム株概況(2/1)】手詰まりムードの中、monoAIに短期資金か 新作BCLゲーム共同開発のgumiとクルーズ堅調 イマジニア、マーベラスがさえない
2月1日の東京株式市場は小反発。日経平均株価は、前日比19円77銭高の2万7346円88銭でこの日の取引を終えた。朝方から買いが先行し、東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体関連を中心に買いが入り、200円を超える上げ幅となったが、FOMCの結果公表やパウエルFRB議長の会見を控えていることもあり、様子見ムードが広がり、徐々に上げ幅を縮小、マイナスになる場面もあった。
こうしたなか、ゲーム関連株をみると、monoAI technology<5240>が大幅反発。市場全体がイベントを前に手詰まりムードが強くなる中、値動きの軽い直近IPOの一角として自律反発狙いの買いが入ったようだ。テクニカル的には、"半値押し"が意識されたもという。
gumi<3903>とクルーズ<2138>も高い。両社は、昨日(1月31日)、新規ブロックチェーンゲームの共同開発を行うことを発表したことが手がかり材料視された。モバイルゲームの開発やブロックチェーン領域でも開発・運用のノウハウを結集し、新しく魅力的なユーザー体験を提供する、としている。
決算発表シーズンだが、前日に決算発表を行った、イマジニア<4644>とマーベラス<7844>ともにさえない。イマジニアの第3四半期決算は、売上高51億2100万円(前年同期比6.6%増)、営業利益6億8100万円(同26.0%減)となり、マーベラスの第3四半期決算も売上高184億1200万円(前年同期比2.9%減)、営業利益31億7600万円(同20.7%減)といずれも減益だった。
このほか、まんだらけ<2652>も反落。2022年12月の月次売上高を発表し、前年同月比20.5%増の10億8700万円だった。9ヶ月連続で前年同月比プラスとなり、また2017年10月以降では月次ベースで最高売上となったものの、この日は利食い売りに推される展開だった。
■ゲーム関連株一覧
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138
会社情報
- 会社名
- 株式会社マーベラス
- 設立
- 1997年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7844
会社情報
- 会社名
- イマジニア株式会社
- 設立
- 1986年1月
- 代表者
- 代表取締役社長兼CEO 澄岡 和憲
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高59億600万円、営業利益3億4500万円、経常利益6億5600万円、最終利益4億1600万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4644
会社情報
- 会社名
- monoAI technology株式会社
- 設立
- 2013年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 本城 嘉太郎
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5240