【ゲーム株概況(2/13)】enishが大幅続伸 通期業績予想を増額のMIXIは高値更新 3Q決算が2ケタ営業減益のアカツキが3日続落
2月13日の東京株式市場では、日経平均は反落し、前日比243.66円安の2万7427.32円で取引を終えた。米国で1月の雇用統計の強さから長期金利が上昇した流れを受けて、国内市場もハイテク株などを中心に売り物が先行した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、enish<3667>が大幅続伸した。enishは、前週末2月10日に発表した2022年12月期決算は赤字幅拡大となったものの、新作『ゆるキャン△ つなげるみんなのオールインワン!!』の配信開始を今春に控えているほか、新作パイプラインが1本増となっているなど、次の2023年12月期に向けた業績回復への期待が市場で意識されたようだ。
また、MIXI<2121>が一時2700円まで買われ、昨年来高値を更新した。MIXIは、10日に第3四半期決算を発表するとともに、2023年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表したことが評価材料となったもよう。
ほか、イマジニア<4644>が昨年来高値を更新し、大引け後に第1四半期決算の発表を控えたバンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>も発表内容への期待感から反発した。
monoAI technology<5240>は4日ぶりに反発し、終値で1600円台を回復した。
半面、10日に発表した第3四半期決算が2ケタ超の営業減益となったアカツキ<3932>が下げ幅を拡大して3日続落となり、エディア<3935>やコムシード<3739>、coly<4175>なども売られた。
壽屋(コトブキヤ)<7809>は、年初の1万円台から足元は1万3000円台まで買われてきた過熱感もあって、この日は大幅反落した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社MIXI
- 設立
- 1997年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 木村 弘毅
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2121
会社情報
- 会社名
- 株式会社アカツキ
- 設立
- 2010年6月
- 代表者
- 代表取締役CEO 香田 哲朗
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高239億7200万円、営業利益26億7600万円、経常利益28億3400万円、最終利益12億8800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3932
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667