出典:data.ai
カヤック<3904>は、大手モバイルデータ分析プロバイダーのdata.ai (旧App Annie)が集計した、 2022年の世界のアプリダウンロード数(iOSおよびGoogle Play)において、 日本企業として1位を獲得したことを明らかにした。
カヤックは、 2021年にも世界のアプリダウンロード数ランキング※で日本企業として1位を獲得しており、 2年連続の1位獲得となった。
※Sensor Tower集計 Android、 iPhone、 iPadアプリにおける世界のアプリダウンロード数ランキング
カヤックでは、2019年からは国籍や年齢、性別に関わらず誰でも簡単に楽しめるハイパーカジュアルゲームに注力しており、2023年1月までに、計15作品をリリースしている。
近年はモバイルアプリ市場におけるハイパーカジュアルゲームのシェアが大きく、カヤックでも2022年8月には11タイトル累計で5億ダウンロードを突破するなど、同社のゲームアプリの成長を牽引。他にも、シリーズ累計1000万ダウンロード超の『ぼくらの甲子園!』に代表されるソーシャルゲームの配信も行っている。
●99%以上のダウンロード数が日本国外、世界的人気の背景
カヤックのハイパーカジュアルゲーム事業では、2022年のダウンロード数のうち99%以上、売上の90%以上が日本国外。売上上位はアメリカ、イギリス、韓国、カナダなど先進諸国が占めているが、ダウンロード数ではインド、ブラジル、インドネシア、ベトナムなどの新興国の割合が多くなっている。
このことから、カヤックのハイパーカジュアルゲームは言語や文化を超えて、誰もがすぐに分かり、触ってみたいと感じる、直感的に面白いゲームづくりにこだわっていることで、全世界でのシェアに繋がっている。
●カヤックのハイパーカジュアル開発体制
カヤックは社員の9割がクリエイターという会社で、自社にはエンジニアやデザイナー、ゲームプランナーなど様々な社員が在籍。ハイパーカジュアルゲームは、その名の通り直感で遊べるカジュアルなゲームなので、開発においても少人数のチームを複数つくり、短期の間につくりあげる。
一方で、少人数ながらカヤックでは、面白く働くために大切にしてきた「ブレスト」をチームの枠を超えて活発に行うことで、ユニークなアイデアを生み、それを社内外で10年来ゲームづくりに関わってきたゲームクリエイターの高い技術力によって、ヒット作を創出している。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カヤック
- 設立
- 2005年1月
- 代表者
- 代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3904