
DeepLは、スクウェア・エニックスがDeepLの企業向け翻訳プラットフォーム『DeepL for Enterprise』を全社標準の翻訳基盤として採用されたことを明らかにした。すでに全社で導入し、運用も始まったとのこと。この導入により、4,600名を超える全従業員に対し、統一された翻訳環境を提供し、多言語コミュニケーションの円滑化とグローバル展開の加速を図る。
『ファイナルファンタジー』や『ドラゴンクエスト』などのタイトルを展開する同社は、グローバルにエンターテインメント事業を行う企業だ。開発、情報システム、パブリッシング、人事、法務など多岐にわたる部門が、技術設計書やクリエイティブ企画資料などの専門性の高いコンテンツを日常的に扱い、開発プロセスのあらゆる段階で正確かつ迅速な翻訳が必要とされてきた。
こうした多言語対応ニーズの高まりのなかで、同社は部門ごとに異なる翻訳ツールを使用していたため、翻訳品質のばらつきや、セキュリティおよびガバナンスの観点でのIT管理の複雑化という課題を抱えていた。これらの課題を解消するため、全社的に承認された統一翻訳プラットフォームの導入が必須と判断したとのこと。
その結果、同社は『DeepL for Enterprise』を採用した。デスクトップアプリケーションやブラウザ拡張機能、オフィスソフトとの連携ツールなどを活用することで、翻訳ワークフローに一貫性が生まれ、多言語情報へのアクセスが容易になった結果、部門横断のコラボレーションが従来より円滑に進むようになった。
導入による業務改善として、組織全体で翻訳の一貫性が高まり、情報共有がスムーズになった。文書管理の効率化が進み、社内コミュニケーションの信頼性も向上。欧州を含む海外チームとのやり取りにおいても、技術文書や仕様書、開発情報の交換が円滑化し、グローバルプロジェクトに必要な調整の負担が軽減された。
採用の決め手は、DeepLの翻訳精度と言語理解能力に基づく品質、エンタープライズ向けの堅牢なセキュリティ、そしてアカウント統合やSSO構築を含む包括的なオンボーディング支援であったという。
また、『DeepL for Enterprise』は、ユーザーが入力した内容がAIモデルの学習に使用されないため、高度な機密情報を扱う開発部門や法務部門でも安全に利用できる。統一翻訳基盤の導入は、未承認ツールの利用によるシャドーITのリスク低減にもつながり、セキュリティとガバナンスの強化を実現した。
同社の情報システム部ジェネラル・マネージャー、森 竜也氏は、次のように述べている。
「DeepL の翻訳品質は、他のツールと比べても際立っています。大量のコンテンツを扱いながら、グローバルチーム間で同じ情報を正確かつ迅速に共有する必要がある場面において、明確で一貫したコミュニケーションを支える重要な役割を果たしています。多言語コミュニケーションに伴う時間や手間を減らすことで、DeepL は当社のグローバルチームがより素早く動き、スムーズなグローバル展開を進めるための大きな助けとなっています。」
DeepLの創業者兼 CEO であるヤレック・クテロフスキー氏は、以下のようにコメントした。
「企業が国境を越えて事業を展開する現代では、言語はもはや単なるコミュニケーションの課題ではなく、コラボレーションや意思決定、そして大規模な事業推進を実現するための“ビジネス基盤”そのものです。スクウェア・エニックスのように日々多言語で緊密に連携する組織を支えるうえで、DeepL の言語 AI プラットフォームをご活用いただいていることを大変誇りに感じています。多言語コミュニケーションの摩擦を取り除くことで、DeepL はグローバル企業がより迅速に、より高い整合性をもって、そしてより大きなインパクトを伴って戦略を実行できるよう支援しています。」
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)




