マイネット<3928>は、この日(3月14日)、東証プライム市場への上場維持基準の適合を諦め、2023年4月より、スタンダード市場に選択申請することを明らかにした。同社は、東証プライムの基準である時価総額100億円以上を満たすための取り組みを行ってきたが、業績の悪化や経営体制、戦略の変更を受けて、収益性の改善や業績の安定化に集中する、としている。スタンダード市場の適合基準については全て満たしているという。
同社の直近の2022年12月期(22年1月~22年12月)の連結決算は、売上高105億4200万円(前の期比0.3%減)、営業損失3億9900万円(前の期は5億7700万円の利益)、経常損失4億1900万円(同5億4600万円の利益)、最終損失16億3300万円(同2億2900万円の利益)だった。
・売上高:105億4200万円(同0.3%減)
・営業損失:3億9900万円(同5億7700万円の利益)
・経常損失:4億1900万円(同5億4600万円の利益)
・最終損失:16億3300万円(同2億2900万円の利益)
同社では、ファンタジースポーツ事業やクラブDX事業といった新規事業への投資が加速したことに加え、タイトルのエンディングに伴うスタンバイ人員の人件費やコーポレート費用の増加が利益を圧迫した、としている。
また、最終損益については、この期に獲得した3タイトルと、滋賀レイクスを子会社化した際に生じたのれんと、同社が保有する複数の固定資産の減損損失として10億9900万円の特別損失を計上した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社マイネット
- 設立
- 2006年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 岩城 農
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3928