【ゲーム株概況(3/16)】上方修正のANYCOLORがS高 カバー売却益のgumi反発 新規「買い」評価のアルファポリスは引け間際に売られる
3月16日の東京株式市場は反落。日経平均株価は、前日比で218円87銭安の2万7010円61銭でこの日の取引を終えた。欧米での金融システムへの不安が再燃し、投資家心理が悪化した。銀行や保険といった金融セクターを中心に下げたほか、ここ最近買われていたバリュー株でも利食い売りが出たようだ。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、ANYCOLOR<5032>がストップ高。前日3月15日に第3四半期決算を発表するとともに、今期2度目となる業績予想の上方修正を行い、営業利益を77億円から92億円に引き上げたことが材料視されているようだ。また東証プライムに区分変更を申請したことも好感された。
gumi<3903>が6日ぶりに反発。連結子会社Tokyo XR Startupsの投資先であるカバーの新規上場に伴う保有株の売出しによって、3億4300万円の投資有価証券売却益を計上すると発表したことが材料視された。
この日の引け後以降に決算発表を控えるcoly<4175>やアピリッツ<4174>、ウェルプレイド・ライゼスト<9665>なども買われた。
その半面、monoAI technology<5240>が6日続落となったほか、イオレ<2334>やGFA<8783>、東京通信<7359>などWeb3関連の一角の下げが目立った。
他方、アルファポリス<9467>が堅調だったが、引け間際に売られてマイナスとなった。SBI証券が新規レーティング「買い」、目標株価4600円でカバレッジを開始した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- 株式会社アルファポリス
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 梶本 雄介
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 9467
会社情報
- 会社名
- ANYCOLOR株式会社
- 設立
- 2017年5月
- 代表者
- 田角陸
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高319億9500万円、営業利益123億6100万円、経常利益123億4100万円、最終利益87億2500万円(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5032