メガチップス、23年3月期の営業益を72億円→63億円に下方修正 Switch向けソフトウェア格納用LSIが想定に届かず 最終は為替差益やSiTime売却で増額
メガチップス<6875>は、本日(3月22日)、2023年3月期の連結業績予想の修正を行い、売上高710億円(前回予想720億円)、営業利益63億円(同72億円)、経常利益75億円(同72億円)、最終利益69億円(同47億円)、EPS359.46円(同245.17円)とした。売上高と営業利益を引き下げる一方、経常利益と最終利益を引き上げた。
・売上高:710億円(前回予想720億円)
・営業利益:63億円(同72億円)
・経常利益:75億円(同72億円)
・最終利益:69億円(同47億円)
・EPS:359.46円(同245.17円)
従来予想からの修正率は、売上高1.3%減、営業利益12.5%減、経常利益4.1%増、最終利益46.8%増となっている。
・売上高:1.3%減
・営業利益:12.5%減
・経常利益:4.1%増
・最終利益:46.8%増
同社では、Nintendo Switch向けとみられるゲームソフトウェア格納用LSI(カスタムメモリ)の需要が想定に達しない見込みとなったことで、売上高の予想を引き下げた。
また、営業利益については、売上高の下振れに加え、新製品開発強化に伴う費用増、品質保証体制の拡充のために新設した開発解析センター立ち上げに伴う費用増が影響した。
他方、持分法による投資利益と為替差益が発生したことで、経常利益は一転して増額となった。また最終利益については、SiTime社株式の売却による特別利益が計上されることで上ぶれとなる。
会社情報
- 会社名
- 株式会社メガチップス
- 設立
- 1990年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 肥川 哲士
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高752億5600万円、営業利益70億3000万円、経常利益78億5700万円、最終利益275億4400万円(2022年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6875