【ゲーム株概況(3/27)】業績予想を下方修正のマーベラスが4日ぶり反落 外資系証券が断格下げのサイバーエージェントが売られる カバーの初値は1750円に
3月27日の東京株式市場では、日経平均は反発し、前日比91.62円高の2万7476.87円で取引を終えた。前週末の米国市場の上昇に加え、29日の3月期末の権利取りを意識した買いが入ったこともあり、後場にかけてじり高の展開となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ネクソン<3659>や壽屋(コトブキヤ)<7809>、コムシード<3739>などが買われた。
この日に上場したカバー<5253>は、公開価格750円の約2.3倍にあたる1750円で初値を付けた後に一時2000円まで買われ、そこから終値1400円まで売られるなど乱高下した。
カバーの上場による連想買いからモイ<5031>が一時400円台乗せまで買われた。
半面、シティグループ証券が投資判断を「中立」から「売り」に格下げしたサイバーエージェント<4751>が売られた。
新作『サクライグノラムス』の不振による業績予想の下方修正を嫌気されたマーベラス<7844>は4日ぶりに反落した。
また、カヤック<3904>やガーラ<4777>、ギークス<7060>、東京通信<7359>などが売られた。ガーラは、HTML5ゲーム『Flyff Universe』の韓国でのサービス提供開始日が2024年3月期の第2四半期に延期になったことも市場からネガティブな材料にとらえられたもよう。
ほか、新作『テラビット』を材料に前週末は大きく買われていたサイバーステップ<3810>が利益確定の売り物に押されて4日ぶりに反落した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751
会社情報
- 会社名
- 株式会社マーベラス
- 設立
- 1997年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7844
会社情報
- 会社名
- カバー株式会社
- 設立
- 2016年6月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 谷郷 元昭
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高301億6600万円、営業利益55億3600万円、経常利益56億2300万円、最終利益41億3700万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5253