マップボックス、地図開発プラットフォーム「Mapbox」がコーエーテクモのスマホ向け位置情報ゲーム『信長の野望 出陣』のベースマップに採用
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マップボックス・ジャパンは、本日(4月3日)、地図開発プラットフォーム「Mapbox」が、コーエーテクモゲームスの発表したスマートフォン向け位置情報ゲーム『信長の野望 出陣』のベースマップとして採用されたことを発表した。
高度なデザイン性とカスタマイズ性、開発の簡便さや手厚い技術サポートにより、 戦国時代のイメージ創出や安全なゲーム設計に貢献している。
位置情報ゲームの背景には、膨大な地図データが活用されている。地図データは、道路の大きさや名称、歩行の是非、土地の用途や種別(建物・公園・河川)など、さまざまな情報でレイヤーを形成している。レイヤーごとにフィルタリングして非表示にしたり、ゲーム情報の搭載や画面加工を行うことで、ゲームの世界と現実世界をマッチさせたゲームを提供している。また、ゲームの世界への没入感を高めるためには、ゲームイメージに合ったカラーリングやフォントなどの地図表記のカスタマイズも必要不可欠だ。
地図開発プラットフォーム「Mapbox」は、地図のカラーリングやフォントの種類、レイヤー数が多いことを特長としている。そのため、自由自在にデザインでき、また、細やかなフィルタリングでゲームを作り込むことが可能なため、ゲームの世界観に適した地図描画を実現する。また、情報の処理スピードが速く、歩行や移動に合わせ滑らかに表示されることから、プレイヤーのストレスを緩和させる。さらに、アイテム獲得スポットやチェックポイントの配置を、立ち入り禁止区域や歩行不能な道路などを判断し、適切な場所のみに設置できる「Playable Location」データも提供している。
『信長の野望 出陣』では、Mapboxの多彩な地理データ(Mapboxベクトルタイル情報)で、”戦国時代”をイメージした地図デザインの実現に貢献した。また、豊富な地図レイヤーをもとに、道や線路に焦点を当てた、位置情報ゲームに適したタイルセット(Mapbox Streets v8)を提供し、遊び易さの向上にも貢献している。さらに、Playable Locationの活用にあたり、禁止エリアだけでなく一般に開放していないエリアやゲームプレイに相応しくない場所(学校の校庭や競技場、スタジアムなど)をマップボックス社で提供した上で、さらに細かく調整する支援を行った。これにより、安全なゲーム環境への提供に貢献している。
マップボックスは、コーエーテクモゲームスの採用実績を皮切りとして、柔軟なカスタマイズ性や開発の簡便さという特長をもとに地図データを活用したゲーム開発に貢献していくとしている。
▼コーエーテクモゲームス 『信長の野望 出陣』開発プロデューサー 菊地啓介氏コメント
Mapboxの特徴である機能のカスタマイズ性やサービスの柔軟性は、クオリティ向上のため常に仕様の変更や調整が発生するゲーム開発にマッチしていると感じています。当社初の位置情報ゲーム「信長の野望 出陣」が多くのお客様に楽しんでいただけるように、サービスインに向けて協力して開発を進められればと思います。
会社情報
- 会社名
- 株式会社コーエーテクモゲームス
- 設立
- 1978年7月
- 代表者
- 代表取締役会長(CEO) 襟川 陽一/代表取締役社長(COO) 鯉沼 久史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高681億700万円、経常利益341億6600万円、最終利益268億5200万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 非上場
会社情報
- 会社名
- マップボックス・ジャパン