【ゲーム株概況(4/4)】「マリオ」映画と新会社への期待から任天堂続伸 NJHDが変わらずを挟んで10日続伸 『インフィニティストラッシュ』発売時期決定
4月4日の東京株式市場は3日続伸。日経平均株価は、前日比99円27銭高の2万8287円42銭でこの日の取引を終えた。金融不安への懸念が後退して買われた一方で、原油高によるインフレ懸念が上値を抑える要因となった。また雇用統計の発表が週末に控えていることもあり、様子見ムードも広がり、上値追いは限定的だった。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、任天堂<7974>が続伸。4月5日に控える映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」への期待に加え、ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>との合弁会社「ニンテンドーシステムズ株式会社」を設立したと発表した。
エヌジェイホールディングス<9421>も変わらずを挟んで10日続伸。同社子会社のゲームスタジオが開発する『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』について、発売時期が2023年秋に決定となった。これは3月31日に発表された情報だが、引き続き材料視されたもよう。
また、ギークス<7060>が3日ぶりに反発。4月3日にIT人材事業の新サービスとして、ITフリーランスと直接契約が可能なマッチングプラットフォーム「ギークスダイレクト」を提供開始したと発表したことが市場の関心を集めたようだ。
他方、クルーズ<2138>とgumi<3903>がさえない。両社が共同開発を発表しているブロックチェーンゲーム『エルゴスム』の公式サイトをオープンするとともにゲームシステムについても発表したが、市場での反応は薄い。
まんだらけ<2652>や円谷フィールズホールディングス<2767>、ANYCOLOR<5032>など直近買われていた銘柄が利益確定売りに押されたほか、ドリコム<3793>が年初来安値を更新した。
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974
会社情報
- 会社名
- 株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
- 設立
- 1991年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 筒井 俊光
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高96億9800万円、営業利益1億200万円、経常利益9600万円、最終利益2億7400万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 9421
会社情報
- 会社名
- ギークス株式会社
- 設立
- 2007年8月
- 代表者
- 代表取締役CEO 曽根原 稔人
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高237億3900万円、営業利益9000万円、経常利益8200万円、最終損益14億7300万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7060