【ゲーム株概況(4/6)】『テラビット』リリース日発表のサイバーステップが独歩高 前日増額のブロッコリーは利食い売り 新プロジェクトに不安視も
4月6日の東京株式市場では、日経平均株価は続落。前日比で340円63銭安の2万7472円63銭でこの日の取引を終えた。米国での景気悪化懸念から景気敏感株が売られた。特に指数寄与度の大きい半導体関連の下げが目立った。金曜日の米国雇用統計やグッドフライデーを控えて、ポジションが取りづらいなか、海外勢とみられる手じまい売りもみられたという。
こうしたなか、ゲーム関連株を見るとほぼ全面安商状となったが、サイバーステップ<3810>が独歩高となった。ストップ高となる前日比100円高の673円で取引を終えた。同社はこの日、新作ゲーム『テラビット』PC/Steam版 の正式サービス開始日を4月20日に決定したことが材料視された。手掛かり難のなか、短期資金が物色したようだ。
前日に年初来安値を更新したドリコム<3793>が続伸。自律反発狙いの買いが入ったもようだ。ギークス<7060>やユークス<4334>、サンリオ<8136>、エヌジェイホールディングス<9421>なども堅調。
他方、ブロッコリー<2706>が反落。23年2月期の業績予想を上方修正したが、利食い売りに押された。市場の関心は、24年2月期の業績予想に集まっていることに加え、「うたの☆プリンセスさまっ♪」に関して「お知らせ」を掲出したが、SNSを中心に批判が根強く、プロジェクトの行方が不安視されている。決算発表時で何らかのアナウンスが期待される。
このほか、ウェルプレイド・ライゼスト<9565>が上場来安値を更新するなど下値模索の動きが続いたほか、親会社であるカヤック<3904>も続落となった。カバー<5253>も反落。また、ケイブ<3760>やエディア<3935>、ワンダープラネット<4199>など22年12月~23年2月決算の発表を控える銘柄の一部も下げた。
会社情報
- 会社名
- サイバーステップ株式会社
- 設立
- 2000年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 佐藤 類
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高29億8600万円、営業損益14億5500万円の赤字、経常損益15億2000万円の赤字、最終損益14億5800万円の赤字(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3810
会社情報
- 会社名
- 株式会社ブロッコリー
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 鈴木 恵喜
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高65億6300万円、営業利益2億8300万円、経常利益3億1200万円、最終利益1億6800万円(2022年2月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2706