【ゲーム株概況(4/13)】3Q決算と東方スマホゲーム配信日決定のケイブがストップ高 『ゆるキャン△』配信日決定のenishも反発

4月13日の東京株式市場では5日続伸。日経平均株価は、前日比74円27銭高の2万8156円97銭でこの日の取引を終えた。米国株式市場では米国連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録要旨が公開され、景気悪化懸念が強まったことを背景に下落したが、東京市場では朝方こそその流れを引き継いだものの、売買一巡後はプラスに転じた。ディフェンシブ銘柄やグロース銘柄を中心に物色されたようだ。

ケイブ<3760>がストップ高。前日12日に発表した第3四半期決算が売上高で前年同期比204%増となるなど、でらゲーの子会社化による業容の急変貌ぶりが垣間見えたことに加え、「東方Project」のIP許諾を受けた新作スマホゲームのリリース日が11月22日に決定したと発表したことが市場から好感されているようだ。

enish<3667>が反発。前日4月12日に新作『ゆるキャン△ つなげるみんなのオールインワン!!』を5月24日に全世界同時リリースすると発表したことが株価の刺激材料となっているようだ。既に事前登録者数は50万人を突破しており、リリース後の業績貢献を期待した買いが先行しているもようだ。

買取王国<3181>が年初来高値を更新。先週末に2023年3月の月次売上を発表し、既存店が前年同月比15.5%増、全店が同18.2%増だったことが引き続き材料視されたようだ。同社では、伸びた要因について、ファッション・ホビー・トレカ・工具などの商材が順調に推移し、既存店及び全店の売上高とも前年同期を上回ったため、としている。3月単月の売上高として過去最高を記録した。

このほか、サンリオ<8136>やSHIFT<3697>、アルファポリス<9467>が高く、この日の引け後に決算発表を控えたトーセ<4728>も堅調だった。

他方、シリコンスタジオ<3907>が大幅反落。前日までストップ高が続くなど急騰しており、この日も寄り付き直後に年初来高値を更新したものの、その後は利食い売りに押されたようだ。サイバーステップ<3810>やAppBank<6177>も同様に利益確定の売りに押されたもようだ。

 

 

株式会社ケイブ
http://www.cave.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ケイブ
設立
1994年6月
代表者
代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
決算期
5月
直近業績
売上高122億7400万円、営業利益18億7000万円、経常利益19億4300万円、最終利益14億4100万円(2024年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3760
企業データを見る
株式会社enish
http://www.enish.jp/

会社情報

会社名
株式会社enish
設立
2009年2月
代表者
代表取締役社長 安徳 孝平
決算期
12月
直近業績
売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3667
企業データを見る