【ゲーム株概況(4/17)】ハピネットによるTOB発表でブロッコリーがS高比例配分に 初配当方針のエディアや提携と新作配信予定を発表のサイバーステップもS高
4月17日の東京株式市場では、日経平均は小幅ながら7日続伸し、前日比21.31円高の2万8514.78円で取引を終えた。為替が1ドル=134円台まで円安方向に振れたこともあり、自動車株など輸出関連株に買いが先行した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ブロッコリー<2706>に朝方から買いが殺到し、ストップ高比例配分となった。前週末14日にハピネット<7552>が同社株式の公開買付(TOB)を行うことを発表しており、買付価格1500円にサヤ寄せする展開となったもよう。
また、エディア<3935>がストップ高まで買われた。エディアは、前週末14日に発表した2023年2月期の連結決算が2ケタ超の増収増益となったことに加え、2024年2月期の配当予想として1株当たり5円の配当実施を打ち出したことが市場の関心を集めたようだ。
ほか、Web3ゲームの企画、開発に関して多くの実績をもつHADOWと業務提携することと、新作『BLACK STELLA PTOLOMEA(ブラックステラ トロメア)』のサービス開始時期が2023年夏に決定したことを発表したサイバーステップ<3810>もストップ高し、1対3株の株式分割を発表した壽屋(コトブキヤ)<7809>は8日続伸して一時1万円大台に乗せた。
周辺株では、2023年5月期の連結業績予想の上方修正を実施したIGポート<3791>が年初来高値を更新した。
半面、業績予想の下方修正を発表したUUUM<3990>がストップ安となり、東京通信グループ<7359>やワンダープラネット<4199>も売られた。
モバイルゲーム『アングリーバード』を手掛けるフィンランドのRovio Entertainmentの買収が報じられたセガサミーHD<6460>は、期待よりも買収規模の大きさから負担への懸念が先行する形で売り物が先行した。
会社情報
- 会社名
- サイバーステップ株式会社
- 設立
- 2000年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 佐藤 類
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高29億8600万円、営業損益14億5500万円の赤字、経常損益15億2000万円の赤字、最終損益14億5800万円の赤字(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3810
会社情報
- 会社名
- 株式会社ブロッコリー
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 鈴木 恵喜
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高65億6300万円、営業利益2億8300万円、経常利益3億1200万円、最終利益1億6800万円(2022年2月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2706
会社情報
- 会社名
- 株式会社IGポート
- 設立
- 1987年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 石川 光久
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高118億4100万円、営業利益12億2500万円、経常利益13億8000万円、最終利益11億5800万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証
- 証券コード
- 3791
会社情報
- 会社名
- 株式会社エディア
- 設立
- 1999年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 賀島 義成
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高32億7700万円、営業利益1億6100万円、経常利益1億5800万円、最終利益1億5000万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3935
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460
会社情報
- 会社名
- 株式会社壽屋(コトブキヤ)
- 設立
- 1953年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 清水 一行
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高163億7900万円、営業利益16億5600万円、経常利益16億円、最終利益11億300万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 7809