stu、シリーズAラウンドでインキュベイトファンド・KDDI Open Innovation Fund3号・松竹ベンチャーズから総額3億円を調達

stuは、この日(4月19日)、シリーズAラウンドで、インキュベイトファンド・KDDI Open Innovation Fund3号・松竹ベンチャーズの3社から総額3億円の資金調達を行ったことを明らかにした。

stuは「エンターテインメントの再発明」をミッションに掲げ、グローバルレベルのスピードとアイディアを持って、エンターテインメントの新時代を創造する企業。クリエイティブとテクノロジーの二つの領域を兼ね備え、民間企業とのプロジェクトだけでなく、行政事業との連携なども積極的に実施してきた。今回の資金調達を通して、DXした独自の撮影スタジオ、映像編集スタジオなどの創設を推し進め、グローバルマーケットを視野に入れたコンテンツ開発事業の拡大に注力する、としている。

現在拡大に注力しているコンテンツ開発事業では、ハリウッドや韓国のような映像事業において先行している国外事例を取り込んだ優位性のあるコンテンツ制作を行うことで、日本発のグローバルヒット作品の創出を目指している。stuでは、映像制作における重要なプロセスと言われている「原作開発」の工程において、グローバルスタンダードのワークフローを実施している。その一つとして複数の脚本家が集い、フレームワークをもとにストーリーを紡いでいく「ライターズルーム」形式の原作開発を採用し、また最新のポストプロダクションワークフローを備えた編集スタジオを自社オフィス内に設立している。

エッジテック事業においても、KDDIと共同で、高いクリエイティビティと技術力を活かして、コンセプトショップ「GINZA456 Created by KDDI」での体験型コンテンツ「願いツナグサクラ」や「ととのう宇宙ラウンジ」の企画・開発や、現実と見違えるほど高精細なデジタルツインの渋谷を舞台にしたαU liveコンテンツ「Boom Boom Back PLAYGROUND remix」の制作やクラウドレンダリングのサーバー開発、ローカル5Gネットワーク網を活用したコンサート空間内におけるワイヤレス映像撮影システムの構築など、エンターテインメトのDXに取り組んでいる。
KDDIや松竹グループとの連携をさらに強めることで、今後もこのようなエンターテインメント領域におけるデジタル興行の事業化や、グローバルで展開可能なコンテンツの共同開発及びや新たな制作手法の開発等に取り組む。

 

出資者メッセージ

インキュベイトファンド 赤浦氏
stuは映像制作のプロフェッショナル集団として、都市連動型デジタルツインのプロデュースや世界レベルの映像コンテンツの制作を行っている。またその技術力を活かしてグローバルに独自IPコンテンツを配信して行く計画。必ず日本発のグローバルヒットを生み出してくれると信じており、引き続き同社を全力でサポートして参りたいと思います。

KDDI株式会社 中馬氏
来るべきWeb3・メタバース時代。リアルとバーチャルの境目はなくなった環境では、UGCやジェネレーティブAIによる二次創作コンテンツが溢れかえることとなるでしょう。そんな一億総クリエイターの時代だからこそ、二次創作アイデアを刺激する本物のエンターテイメントが求められるはず。「先鋭化されたクリテイティビティと最先端のテクノロジーでエンターテイメントを再発明する」そんなstuとともにエンターテイメントの未来を追い求めていきたいと考えております。

松竹ベンチャーズ株式会社 代表取締役社長 井上貴弘氏
stu様が目指す「グローバルで通用するコンテンツの制作とその手法の開発」の実現に向け、stu様をご支援させて頂き、世界に通用するコンテンツを共創し、発信して行きたいと考えています。また、当社の投資第1号案件を、我が国を代表する、ベンチャーキャピタルのインキュベイトファンド様及びコーポレートベンチャーキャピタルを運営するKDDI様とご一緒できたことを大変嬉しく思っております。

 

stu CEO 黒田氏メッセージ

インキュベイトファンド様・KDDI様・松竹グループ様に、stuのビジョンに共感してもらい、資金調達を完了させることができ、非常に嬉しく思っています。今回の資金調達により、グローバルマーケットを視野に入れた映像制作を行うコンテンツ開発事業の拡大や、エンターテイメント領域においてクリエイティブとテクノロジーを駆使した新たなコンテンツ開発の共創を促進してまいります。

株式会社stu
https://stu.inc/

会社情報

会社名
株式会社stu
設立
2017年4月
代表者
黒田貴泰
直近業績
エッジテック事業、制作プロダクション、コンテンツ開発事業
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