アドイノベーション、MBO実施…イスラエル企業 Tremor Internationalから独立

アドイノベーションは、4月17日、経営陣によるマネジメント・バイアウト(MBO)を実施し、親会社であるナスダック上場のイスラエル企業 Tremor International Ltd から全株式の譲渡を受け、独立企業となったことを発表した。

同社は、2017年にM&A実施後、純利益5倍成長という実績をあげ、会社のステージが一段上がった。しかし、親会社のサービスが2020年から日本の市場に合わなくなり、2022年に撤退したことで、同社が親会社のグローバル戦略に沿わない組織になった。

一方、同社自体は創業からの事業が安定成長しており、利益体質の会社だった。

そこで両社で話し合った結果、MBOという選択肢が浮上した。同社としては、経営陣が統制する独立企業として新たなスタートを切ることができることに喜びを感じている。今後もデジタルマーケティング分野において、ユーザーにとって有益で価値あるサービスを提供するため、日々精進する、としている。