マーベラス、第4四半期のデジタルコンテンツ事業は8.5億円の営業赤字 『ドルフィンウェーブ』や『牧場物語』貢献も『サクライグノラムス』不振

マーベラス<7844>は、2023年3月期 第4四半期において、デジタルコンテンツ事業が営業赤字8億5500万円を計上した(前年同期は4億2900万円の黒字)。2月にリリースした『サクライグノラムス』が想定を下回る売上による運営赤字に加えて、ゲーム資産残高の一括償却費用を計上したことが響いたという。同タイトルは、運営状況から将来における初期開発費用の回収可能性も非常に低いと判断し、ユーザーに全額返金することにしたという。

ただ、この四半期の売上高については、前年同期比5.0%減の38億7200万円と減収となったものの、直近の四半期決算を比較すると、決して悪い水準ではなかったようにみえる。オンラインゲーム『ドルフィンウェーブ』が好調に推移し収益貢献したほか、国内ゲームソフト新作2タイトルも順調なセールスを記録したという。とりわけ『牧場物語 Welcome!ワンダフルライフ』は好調だったそうだ。

 

【発売したタイトル】
・『牧場物語 Welcome!ワンダフルライフ』(1月26日発売)
・『ルーンファクトリー3スペシャル』(3月2日発売)

 

 

業績推移は以下のとおり。