サイバーエージェント、子会社Cygamesがコナミから『ウマ娘』の特許権侵害について東京地裁に訴訟を提起されたことを明らかに

サイバーエージェント<4751>は、5月17日、子会社Cygamesがコナミデジタルエンタテインメントから東京地裁に訴訟を提起されたことを明らかにした。

訴訟の内容は、Cygamesが提供しているゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』の特許権侵害に基づく損害賠償等請求およびそれらの生産、使用、電気通信回線を通じた提供等の差止請求等で、損害賠償等請求は40億円および遅延損害金となっている。

Cygamesは、コナミデジタルエンタテインメントと『ウマ娘 プリティーダービー』のゲームシステムおよびプログラムの一部について、特許権等の協議を行ってきたが、Cygamesの見解がコナミデジタルエンタテインメントに受け入れられるには及ばず訴訟の提起に至ったものだという。

サイバーエージェントは、Cygamesが提供する『ウマ娘 プリティーダービー』がコナミデジタルエンタテインメントの特許権を侵害している事実は無いものと考えており、その正当性を本件訴訟にかかる手続きの中で明らかにしていくとしている。

Cygamesも特許権侵害の事実を否定しつつ、「お客さまならびに関係者のみなさまにはご心配・ご迷惑をおかけしますが、『ウマ娘 プリティーダービー』は今後も変わらずサービスを提供してまいります」としている。 

なお、本件が同社グループの業績に与える影響を現時点で見通すことは困難であり、今後開示すべき事項が発生した場合には速やかに開示するとしている。