サイバーエージェント、「極予測AI」で大規模言語モデル(LLM)とChatGPTのAPIを組み合わせた「広告コピー自動生成機能」を実装
サイバーエージェント<4751>は、「極予測AI」において「広告コピー自動生成機能」を実装したことを発表した。
自社で開発した大規模言語モデル(LLM)および、ChatGPTのAPIを既存の生成システムに組み合わせることにより、画像の内容に加え、さまざまな配信ターゲットにあわせた広告コピーを生成することが可能となった。本機能の活用により、広告効果の向上に貢献する。
本機能では、これまで行ってきた「20代女性」のような性別/年齢等のターゲティングに加え、「朝が忙しい働く人」といった特性や状態を指示として受け取ることで、よりターゲットを考慮したテキストを生成することが可能になった。さらに、商材やそれを使う人物など、バナーに使われる画像の内容を考慮した生成を行うことで、より多様なクリエイティブの素早い検証が可能になった。
「極予測AI」では、これまで活用してきた「効果予測AI」を本機能で制作した広告コピーに対しても応用することで、従来よりも多くのクリエイティブパターンを効果予測にかけながらクリエイティブ制作を行い、AIによる効果予測値が、既存1位のクリエイティブよりも上回る新クリエイティブを提案する。
また、自社大規模言語モデル(LLM)の活用により高速かつ大量に効果予測を行うとともに、テキスト制作における時間・工数の短縮も実現する、としている。
なお、本機能に用いられている大規模言語モデル(LLM)は、従来の自社開発の大規模言語モデル(LLM)に画像を考慮できる機能を加えたものであり、プロダクト開発チーム・研究開発組織「AI Lab」および、牛久祥孝氏との共同研究により開発されている。様々なターゲットに対し適切な表現を生成することで従来以上に高い広告効果が期待できる。
■今後
同社は今後も、テキストに限らず、広告クリエイティブにおける効果の高い表現を持続的に生み出し続けるための研究開発を進め、新しい広告クリエイティブの価値提供を目指すとともに、広告主企業のみなさまの広告効果最大化に尽力していくとしている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751