日本テレビ、乃木坂46・日向坂46・JO1らのゲームアプリ企画・運営などを手掛ける10ANTZへの出資を決定
日本テレビ放送網は、乃木坂46・日向坂46・JO1ら人気アーティストのゲームアプリ企画・運営などを手掛ける 10ANTZ<テンアンツ>への出資を決定したことを明らかにした。日本テレビのIPとファンコミュニティやアプリ開発を得意とするテンアンツとの協業でIPの収益性を高めていくことが狙いのようだ。
■本件出資の背景・目的について
同社グループでは、「中期経営計画 2022-2024」において「コンテンツ中心主義」を掲げ、知的財産(IP)コンテンツの開発、新たな共創関係の構築に取り組んでいる。ゲームアプリ事業等で高い実績を残しているテンアンツとの提携は、同社グループで生み出した IP のさらなる収益化に向け、大きな推進力になる、としている。
一方、テンアンツとしても、安定して IP コンテンツを生み出している日本テレビとの提携により、これまで蓄積してきたノウハウを活かし、より多角的に展開することが可能となる。同社とテンアンツが提携することにより、生み出したIPコンテンツの新たなファン体験の拡張と付加価値の創出を行いたいという。
<日本テレビホールディングス中期経営計画2022-2024より抜粋>
■ゲームアプリ開発の独自ノウハウ
テンアンツは、「ファンとアーティストのありがとうをつなぐ」をミッションに掲げ、アーティスト、映像コンテンツなどのIP権利者と丁寧に向き合いながら、乃木坂46や日向坂46、JO1といったアーティストの魅力を最大化するゲームアプリ開発をこれまでに行ってきた。
その独自の企画力で、ゲームを通じてアーティストとそのファンとの接点を増やすことにより、ファンからの高い満足度を引き出すことに成功している。また、デジタル領域においての収益化ノウハウの蓄積により、IPコンテンツのマネタイズ展開を得意としている。
■オリジナルIP
テンアンツは、上述した乃木坂46・日向坂46・JO1らの他にも声優や2.5次元俳優を使ったゲームの企画を行うなど、様々なIPコンテンツのオリジナルタイトルを持っている。自由度の高いIPコンテンツを扱っていくことで、ゲームに限定されないファン体験や世界観の拡張を行うことで収益を多様化・最大化することを可能とする。
■ファンコミュニティ
テンアンツは、ゲームの世界観と連動したリアルイベントやオンラインコミュニケーションなどによりファンコミュニティを形成し、長期に渡って、より幅広いユーザーにリーチすることで持続的な運営を可能にしてきた。今後、新しいファンコミュニティアプリの展開も予定している。さらに、同社のIPコンテンツとの連携によって、新たなIP展開の可能性が広がる。
■これまでの日本テレビとの関りについて
同社とLDH JAPANによるHI-AX の作品「Prince of Legend」(2019年3月~2022年6月)でオリジナルゲームの制作・運営を行った。王子育成恋愛シミュレーションゲームとしてドラマ・映画の世界観を拡張した上、ゲームだけのオリジナルストーリーを展開し、大ヒットを記録した。
また、日本テレビIP ビジネス部で実施した「声春っ!」(2021年4 月~)では、日向坂46のゲーム「ひなこい」とのコラボ企画を実施するなど、これまでにも日本テレビ発のIPとの連携において高い実績を上げている。
会社情報
- 会社名
- 日本テレビ放送網株式会社
会社情報
- 会社名
- 株式会社10ANTZ(テンアンツ)
- 設立
- 2013年7月
- 代表者
- 代表取締役 髙澤 真