『崩壊:スターレイル』のリリース後10日間の世界収益は1億ドル(139億円)を達成 大ヒット作『原神』を上回るペース Sensor Tower調査

Sensor Tower(センサータワー)は、2023年4月にリリースしたmiHoYoの新作モバイルRPG『崩壊:スターレイル』に関して、リリースから10日間で世界収益1億ドル(139億8100万円)を達成したとする調査レポートをまとめた。中国と日本以外でもアメリカや韓国市場でも高収益を達成しており、グローバルで好スタートとなっているという。

 

世界各市場でロケットスタート、4月26日~5月5日の収益シェアでは原神を超え

Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、世界収益1億ドルの市場別の収益シェアをみると、1位が中国で44%、2位が日本で22%、3位がアメリカで12%となっている。

 

パブリッシャーmiHoYoの2023年1月1日~5月5日における世界のモバイルゲーム別収益シェアと見ると、同作は『原神』に次ぐ2位となっている。『崩壊:スターレイル』は対象集計期間が10日間であることを考えると、リリース直後から高水準の収益を上げていることが確認できる。この傾向は日本においても同様だ。

一方、『崩壊:スターレイル』のリリース10日間に限定して同社の世界のモバイルゲーム別収益シェア見ると、同作は『原神』をしのぐ1位の収益を達成した。その差も3倍になっているそうだ。

 

『崩壊:スターレイル』の好スタートはランキングからもわかる。Sensor Towerのデータによると、世界の収益シェアTop5の各市場におけるApp Storeのトップ収益ランキングで上位を独占し、存在感を示している。

 

最大市場の中国ではリリース初日から1位スタートとなり、その後Top3圏内を維持。日本においては3位スタートで、その後Top5圏内をキープする結果となっている。レポートを執筆したHideyuki Tsuji氏は、広い市場で受け入れられている、とコメントした。

 

リリース10日間の世界収益比較では原神を2000万ドル近く上回る収益ペース

パブリッシャーのmiHoYoは日本では『原神』でもおなじみだが、同作のリリース10日間の収益との比較でも『崩壊:スターレイル』の勢いがわかる。Sensor Towerのデータによると、『原神』のリリース10日間(2020年9月28日~10月7日)の日本における収益は、2100万ドル以上。一方、『崩壊:スターレイル』のリリース10日間の日本における収益は、2100万ドル以上で『原神』と同水準となっている。

これを世界の収益で比較してみると、『原神』が8100万ドル以上、『崩壊:スターレイル』が1億ドル以上となっており、リリースから10日間の収益比較では『原神』を2000万ドル近く上回っている。

 

今回の集計期間では日本のゴールデンウィークが入っているが、Tsuji氏は、この期間に大型プロモーションを展開したことも好発進の要因の1つと指摘した。

具体的には、星穹列車が地球各地を旅する特別企画「星穹列車地球ツアー」。このツアープロモーションは上海、ニューヨク、ソウル、バンコクなど世界各地で実施され、日本では2023年5月1日~5月5日に「スターレイル渋谷停車」イベントを開催。イベントに参加することで星玉×50と交換できるギフトがプレゼントした。

また、2023年5月27日からは秩父鉄道のコラボ企画「SL崩壊スターレイルエクスプレス」の実施が予定されており、SL崩壊スターレイルエクスプレスの運行に加え、乗車するとコラボ乗車記念証とグッズのプレゼントが告知されている。

こうした大型プロモーションとゲーム性が受け入れられ、日本では同作の公式ツイッターのフォロワー数が70万人以上(2023年5月25日時点)、公式YouTubeチャンネルの登録者数は30万人を超えており(2023年5月25日時点)、今後『原神』と並ぶ人気モバイルゲームに成長する可能性がある、とまとめた。

 

詳細については下記レポートを確認してほしい。

【レポート本文】
崩壊:スターレイルが世界収益1億ドルをリリース10日間で達成、原神を2,000万ドル近く上回る収益ペース
 https://sensortower.com/ja/blog/star-rail-100m-dollars-revenue-10-days-after-release

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