【ゲーム株概況(5/31)】enishが3日連続のS高 「NauNau」運営のSuishowを買収のモバイルファクトリーは大幅反発 HEROZは高値を更新
5月31日の東京株式市場では、日経平均は5日ぶりに反落し、前日比440.28円安の3万887.88円で取引を終えた。中国の5月のPMI(製造業購買担当者景気指数)が市場予想を下回ったことで、中国景気の減速懸念が市場の心理を冷やす形になった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、enish<3667>が3日連続でストップ高と強さを見せた。enishは、証券専門紙によるバンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>になぞらえた報道が株価を強く刺激する格好となっており、異彩を放つ値動きとなっているようだ。
また、モバイルファクトリー<3912>が大幅反発した。モバイルファクトリーは、前日5月30日に位置情報共有SNS「NauNau」を運営するSuishowの発行済株式の82.86%に相当する9669株を8億2900万円で取得し、子会社化すると発表したことが株価の刺激材料となっているもよう。
ほか、NTTマーケティングアクトProCXとUSEN-NEXT HOLDINGS<9418>と共同で、ChatGPTを活用した「次世代型コンタクトセンター」プロジェクトを始動すると発表したHEROZ<4382>が年初来高値を更新し、DLE<3686>やエイベックス<7860>、マイネット<3928>なども買われた。
半面、アピリッツ<4174>やアカツキ<3932>、BOIが売られ、イオレ<2334>が下げ幅を拡大して4日続落した。
ネクソン<3659>は6日続落とさえない動きが続いた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912
会社情報
- 会社名
- HEROZ株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役Co-CEO 林 隆弘/代表取締役Co-CEO 髙橋 知裕
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高48億4100万円、営業利益4億5100万円、経常利益3億6800万円、最終損益:11億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4382