セガ、プログラミング学習教材「ぷよぷよプログラミング」で学校現場の意見を反映した新しい副教材を提供開始

セガは、プログラミング学習教材「ぷよぷよプログラミング」において、学校現場の意見を反映した新しい副教材の提供を開始した。

同社は、2022年4月より、教員がプログラミング学習教材「ぷよぷよプログラミング」を活用して学習指導要領に対応した授業を実施するための副教材を提供してきた。今回、副教材を利用した教員の方々へのアンケートを実施し、追加要望の多かった「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミングによる問題の解決」について学べる新しい副教材を追加で提供する。

アシアル社が提供するプログラミング教育プラットフォーム「Monaca Education(モナカ・エデュケーション)」のサイト内で6月1日より、データを無料で公開している。

提供開始した副教材は、自作の「ぷよぷよ」にランキング機能を追加することを通して、「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミングによる問題の解決」を学べる内容となっている。「ネットワークを利用した双方向性」とは、2021年に全面実施となった中学校の新学習指導要領においても取り上げられているもので、「入力」に対して「応答」があり、その一部の処理過程にネットワークを利用するといった仕組み。

今回の副教材の提供は、富士通クラウドテクノロジーズの協力を得て、「ぷよぷよプログラミング」に同社の提供する「モバイルバックエンドサービス」を適用し、サーバー連携を行う機能を実装することで実現した。

本副教材は、2022年から無料公開している「ぷよぷよプログラミング」副教材とあわせて学習することで発展的にプログラミング学習を深められる内容となっている。プログラミング学習教材「ぷよぷよプログラミング」と副教材を活用することで、プログラミングの基礎からカスタマイズ、そして双方向性コンテンツの理解までより幅広く学習できる機会を提供することが可能となった。

◆新副教材概要
公開URL:https://edu.monaca.io/puyoschool

No.1
テキスト名
教員用資料(授業概要・参考資料)
概要
授業の準備、テキストの使い方などの概要

No.2
テキスト名
授業資料
概要
授業内で投影などにより使用することを想定した説明資料

No.3
テキスト名
配布資料
概要
授業内で使用することを想定した、生徒用配布資料

学習内容:
(1)ランキング機能の仕組みを学ぼう
(2)「ぷよぷよ」にランキング機能をつけてみよう

対象:中学校・高等学校向け(*小学校は「発展」としての扱い)

「ぷよぷよ」は大人から子どもまで広く認知され、親しみやすく、これまでに全国各地の教育委員会や学校、eスポーツ団体や企業が主催するイベントでの特別授業、ワークショップなどの場で利用されている。セガではゲーム事業や「ぷよぷよ」のeスポーツ展開を通じて培ったノウハウや資産を活用し、小学校、中学校、高等学校、大学でのプログラミング教育を支援する取り組みを進めている。

株式会社セガ
https://www.sega.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社セガ
設立
1960年6月
代表者
代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長執行役員COO 内海 州史/代表取締役副社長執行役員Co-COO 杉野 行雄
決算期
3月
直近業績
売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)
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