gumi<3903>は、6月9日、2023年4月期の連結決算を発表し、売上高160億0900万円(前の期比15.5%減)、営業利益4億4700万円(前の期は22億6200万円の損失)、経常損失1900万円(同38億9000万円の損失)、最終利益4億4500万円(同62億7300万円の損失)だった。
・売上高:160億0900万円(同15.5%減)
・営業利益:4億4700万円(同22億6200万円の損失)
・経常損失:1900万円(同38億9000万円の損失)
・最終利益:4億4500万円(同62億7300万円の損失)
モバイルオンライゲーム事業とメタバース事業の採算改善が主な要因。経常利益は赤字となったが、これは主に暗号資産評価損が響いた。最終利益については投資していたカバー株式の売却益が計上されたこと、前の期にあった特別損失が減ったことによる。
■モバイルオンラインゲーム事業
売上高は154億7100万円(前年同期比17.5%減)、営業利益は7億3500万円(前年同期は22億6100万円の営業損失)となった。
売上高に関しては、前の期に配信を開始した複数タイトルの売上寄与があったものの、その他主力タイトルにおいて配信期間の経過により売上が減少したことに加え、前期に配信を予定していた新規タイトル「アスタータタリクス」の配信が延期したことに伴い、前年同期比で減収となった。
営業利益に関しては、開発・運用体制の適正化による人件費及び外注費の減少、費用対効果を重視したプロモーションの実施による広告費の減少に加え、複数の受託タイトルを開発ポートフォリオに組み入れる等の様々な取り組みが奏功し黒字転換を達成した
■メタバース事業
売上高は5億3800万円(前年同期比178.2%増)、営業損失は2億8800万円(前年同期は59万5000円の営業損失)となった。
メタバース事業に関しては、当該事業を取り巻く法令及び行政の対応等を踏まえつつ、特にブロックチェーン領域において、コンテンツ開発、ファンド出資、ノード運営への取り組みを強化し、早期の収益化を目指している。前期においては、複数の有力チェーンにおけるノード運営及びブロックチェーンコンテンツの開発・提供にかかる売上寄与等により、前年同期比で増収となった。
営業利益に関しては、将来の収益基盤の構築を図るべくブロックチェーンゲーム開発への投資を強化したことで、引き続き赤字となった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903