ポールHD、第1四半期(2~4月)決算は四半期ベースで過去最高売上高を更新 連結子会社化したアクアプラスの業績も寄与

  • ポールトゥウィンホールディングス<3657>は、6月9日、2024年1月期の第1四半期(2~4月)連結決算を発表、メディア・コンテンツ、海外ソリューションが売上をけん引し、四半期ベースで過去最高売上高を更新した。

    一方、利益面については、前期に引き続き、積極的な人材採用、事業所拡充、働く環境整備に関する費用が増加したことで大幅な減益となっている。

    売上高109億4800万円(前年同期比13.9%増)
    営業利益2億9400万円(同58.0%減)
    経常利益3億3000万円(同61.5%減)
    最終利益9500万円(同74.9%減)

    業務の種類ごとの状況は以下のとおり。

    ①国内ソリューション
    Eコマース市場向けサービスでは、主にQRコード決済に関する業務が拡大したが、ゲーム市場向けサービスでは、顧客の開発スケジュールの影響による受注減少があり、国内ソリューションの売上高は前年同期比1.2%減となった。

    ②海外ソリューション
    主にローカライズの拡大とともに、円安の影響があり、海外ソリューションの売上高は前年同期比18.3%増となった。

    ③メディア・コンテンツ
    HIKEでは、アニメ制作の受注を推進するとともに、制作能力拡大のためのスタジオ開設、人材採用・育成投資を進めた。また、ゲーム開発については、他社との共同開発にも取り組んでおり、出資した製作委員会からの配当金収入が発生した。なお、第1四半期期間より、アクアプラスの業績が連結され、アプリゲーム『うたわれるもの ロストフラグ』などの売上が寄与している。この結果、メディア・コンテンツの売上高は前年同期比148.2%増となった。

  • ■通期予想は据え置き

  • 2024年1月期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

    一部計画を下回る業務があるものの、第2四半期以降についてはおおむね計画どおり業績推移するものと予測しているという。

    売上高501億3600万円(前期比25.6%増)
    営業利益31億7400万円(同16.5%増)
    経常利益31億7700万円(同18.2%増)
    最終利益19億5200万円(同145.6%増)

ポールトゥウィンホールディングス株式会社
https://www.phd.inc/

会社情報

会社名
ポールトゥウィンホールディングス株式会社
設立
2009年2月
代表者
代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
決算期
1月
直近業績
売上高469億8000万円、営業利益4億400万円、経常利益5億900万円、最終損益19億6700万円の赤字(2024年1月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3657
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