モイ、第1四半期(2～4月)決算は売上高1％減ながら営業益75％増に　マーケティング施策の最適化が奏功　「メンバーシップ」売上の成長も

「ツイキャス」運営のモイ<5031>は、6月14日、2024年1月期の第1四半期（2～4月）の決算（非連結）を発表、ポイント販売売上の減少トレンドが続き売上高は微減となったものの、各利益項目はマーケティング施策の最適化などにより増益を達成した。

売上高16億400万円（前年同期比1.0％減）
営業利益4800万円（同75.4％増）
経常利益5000万円（同84.1％増）
最終利益4100万円（同101.5％増）

第1四半期期間は、同社の重要指標の一つである月間平均ポイントARPPU（課金ユーザー一人当たりの平均課金額）は6547円（前年同期比11.7％増）と堅調に推移した。また、実質売上総利益（同社が獲得する売上高合計から収益化された配信者に対して支払う報酬額とAppleやGoogleなどの決済代行業者に対して支払う手数料を差し引いた金額）については、配信者を毎月定額の会員費で応援することができる「メンバーシップ」の売上が成長したことなどの影響により、4億2700万円（前年同期比10.0%増）となった。

一方で、月間平均ポイントPU（課金ユーザー数）は前期からの減少傾向を受け、7万6000（前年同期比12.3%減）となり、その結果、「ツイキャス」のポイント販売売上は14億9900万円（前年同期比2.0%減）となった。

■通期業績予想は変更なし
2023年1月期通期の業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

なお、最終利益については、適正かつ合理的に繰延税金資産の回収可能性を見積もることが困難であることを理由に非開示としている。

売上高66億1000万円（前期比0.1％増）
営業利益7400万円（同28.5％減）
経常利益7400万円（同29.0％減）