NJホールディングス、複数のゲーム開発案件の中止の影響で2023年6月期の業績を赤字修正 営業益は1500万円の黒字から一転して2億5000万円の赤字に
エヌジェイホールディングス<9421>は、6月26日、2023年6月期連結業績予想の下方修正を行い、売上高101億6000万円(前回予想104億7000万円)、営業損失2億5000万円(同1500万円の利益)、経常損失2億7000万円(同500万円の利益)、最終損失3億9000万円(同9500万円)とした。
・売上高:101億6000万円(前回予想104億7000万円)
・営業損失:2億5000万円(同1500万円の利益)
・経常損失:2億7000万円(同500万円の利益)
・最終損失:3億9000万円(同9500万円)
同社では、主にゲーム事業で複数の開発案件の中止が発生し、売上が想定を下回る見通しになったため、としている。ゲーム開発事業は、主にゲームスタジオとトライエースが担っている。さらに原価は主に人件費で、固定費が多くを占めており、同額規模が利益減少に繋がる見通し。
ゲーム事業の開発分野では、新規案件の受注に取り組んでいるものの、開発費の高騰もあって、企画検討や概念実証の段階のタイトルが多く、開発に向けたクライアントの審議が長期化する傾向にあるなかで、代わる案件を早期に受注し中止による減収額を取り戻すことは困難だという。
人員の稼働率を改善するため、グループ間での連携強化や外部派遣等を進めているが、今期中の改善効果は一部に止まる見込み。
また、モバイル事業においては、来店者数の下げ止まりの兆しが見えないなか、販売台数が計画を下回って推移しているとのこと。価格訴求型の販売チャネルを縮小し、商圏に根付く顧客を重視した店舗戦略への転換を早急に進めているが、営業損失が発生する。
会社情報
- 会社名
- 株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
- 設立
- 1991年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 筒井 俊光
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高96億9800万円、営業利益1億200万円、経常利益9600万円、最終利益2億7400万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 9421
会社情報
- 会社名
- 株式会社トライエース
- 設立
- 1995年3月
- 代表者
- 代表取締役 五反田 義治
- 決算期
- 6月
会社情報
- 会社名
- 株式会社ゲームスタジオ
- 設立
- 2004年4月
- 代表者
- 代表取締役 岩立 誠治
- 決算期
- 6月