エディア、エヌエフティアーツとの資本業務提携を7月14日付で解消 「私立好ヶ丘女子高等学校」プロジェクトからも撤退 関係者の不適切な投稿で継続困難
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エディア<3935>は、本日(7月10日)、エヌエフティアーツとの資本業務提携を7月14日付けで解消することを発表した。今回の提携解消が同社の2024年2月期の連結業績に与える影響については、このプロジェクト以外の影響も含めて精査中であり、開示すべき事項が発生したら速やかに開示する、としている。
資本業務提携解消の理由は、エヌエフティアーツの関連者がツイッターなどのSNSにおいて、エディア株主やNFTアイドルプロジェクト「私立好ヶ丘女子高等学校 てづくりアイドル事務所」の参加者などに対して不適切な発言を含む投稿をした事実に加え、資本業務提携契約に抵触する行為を行ったため。エディアは、エヌエフティアーツとの協業関係の維持は困難であると判断し、本プロジェクトの今後の運営方法を含む業務提携内容に関して、エヌエフティアーツと協議を継続してきた。
エヌエフティアーツとの間では、資本業務提携を解消し、エディア単独にてプロジェクトの運営を行っていくこと、またはエディアがプロジェクトから離脱してエヌエフティアーツが単独にてプロジェクトの運営を行っていくことを前提に協議を行ったが、本日時点で合意に至っていないという。
エディアとしては、エヌエフティアーツとの合意の見通しが立った段階で報告したいと考えていたが、現時点では合意の目途も立っておらず、一方で現在プロジェクトはエヌエフティアーツが独自に運営を行っているという状況でもあることから、エディアはエヌエフティアーツとの資本業務提携契約を解消することを決定した。これにより、エディアはプロジェクトからも離脱することとなる。
なお、資本業務提携に関わらず、エディアおよびエディアグループは、2024年2月期の成長戦略基本方針の1つとして「Web3×IPで新たな化学反応の創出」を掲げており、NFTに代表されるようなWeb3とエディアグループが保有するIPやノウハウを有機的に組み合わせて新たなIPコンテンツの創出やサービス創出を図るなど、様々な形でIPのクロスメディア展開に引き続き取り組んでいくとしている。
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<解消する資本業務提携契約の内容など>
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①解消する資本提携の内容
エディアは、資本業務提携契約に基づきエヌエフティアーツに対して株式払戻しを要求する予定。なお、当初の取得価額および諸条件につきましては、契約上の守秘義務により公表を差し控える。②解消する業務提携の内容
エディアおよびエディアグループが数多く保有するIPコンテンツとエヌエフティアーツが保有するNFT化およびIPコンテンツのファンコミュニティ構築・運営ノウハウを組み合わせ、日本国内および海外マーケットに向けて、数多くのデジタルコンテンツサービスを提供するとともに、当該サービスを中心としたファンコミュニティからさらなる新しいIPコンテンツを創出するなどの協業。
会社情報
- 会社名
- 株式会社エディア
- 設立
- 1999年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 賀島 義成
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高32億7700万円、営業利益1億6100万円、経常利益1億5800万円、最終利益1億5000万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3935
会社情報
- 会社名
- エヌエフティアーツ