【ゲーム株概況(7/14)】7四半期ぶりの黒字転換を達成のワンダープラネットが後場急動意 EAとの新作サッカーゲームの発表でKLabも買われる 1Q好決算の東宝は高値更新
7月14日の東京株式市場では、日経平均は小幅ながら反落し、前日比28.07円安の3万2391.26円で取引を終えた。前日の米国市場でのハイテク株高を受けて半導体株などに買いが先行する展開となったものの、日銀のよる金融政策の修正への警戒感から為替が円高方向に振れたこともあり、次第に値を消す展開となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ワンダープラネット<4199>が後場に入って一時1359円まで買われるなど急動意を見せた。ワンダープラネットは後場寄り直前に2023年8月期の第3四半期決算を発表しており、第3四半期期間(3~5月)で7四半期ぶりの黒字転換を達成したことが市場の関心を集めたようだ。
また、Electronic Artsと共同開発中の新作サッカーゲーム『EA SPORTS FC TACTICAL』が発表されたKLab<3656>も買われた。
劇場映画「名探偵コナン 黒鉄の魚影」や「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の大ヒットなどで第1四半期決算が過去最高の収益を更新した東宝<9602>は6日続伸となり、年初来高値を更新した。
ほか、ユークス<4334>やコムシード<3739>が買われ、タカラトミー<7867>は年初来高値を更新した。
半面、バンク・オブ・イノベーション<4393>やcoly<4175>が安く、ウェルプレイド・ライゼスト<9565>の下げがきつい。
シリコンスタジオ<3907>は3日ぶりに反落した。
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656
会社情報
- 会社名
- ワンダープラネット株式会社
- 設立
- 2012年9月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 常川 友樹
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高24億4900万円、営業利益1億2100万円、経常利益1億1300万円、最終利益9200万円(2024年8月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4199
会社情報
- 会社名
- 東宝株式会社
- 設立
- 1932年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 社長執行役員 島谷 能成
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 営業収入2833億4700万円、営業利益592億5100万円、経常利益630億2400万円、最終利益452億8300万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9602