【レポート】明日リリースの『Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)』が「FUN SLEEP SUMMIT ~睡眠をもっと楽しみに~」を開催! HIKAKINさんのもとには色違いのマンキーが出現!?


ポケモンは、朝起きることが楽しみになる睡眠ゲームアプリPokémon Sleep(ポケモンスリープ)のローンチに先駆け、本日719日に都内・時事通信ホールにてFUN SLEEP SUMMIT ~睡眠をもっと楽しみに~」を開催した。



日本でも明日720日に配信が予定されているPokémon Sleepは、「睡眠のエンタメ化」を目指し開発された、「眠る」ことで様々なポケモンの寝顔を観察し、自身の睡眠状態を計測・記録・分析するゲームだ。

本イベントは二部構成で開催。第一部では、ポケモン代表 取締役 最高執行責任者の宇都宮崇人氏より、本サミットの開催意義が話されたほか、ポケモン アプリ開発担当者の首藤まり江氏がPokémon Sleepについての紹介を行った。さらに、タレントの錦鯉さん、丸山桂里奈さん、HIKAKINさんがゲストとして登壇し、Pokémon Sleepを体験した感想を話したほか、自身の睡眠ルーティーンなど睡眠に関わる話を展開した。

■コンセプトは睡眠をもっと楽しみに

イベントが始まると、まずは宇都宮氏が登壇して挨拶を行った。宇都宮氏は「ポケモンでは、兼ねてより従来のゲームの枠組みに捉われず、新たな視点で楽しむコンテンツを提供してきました。その中には、Niantic様と共同開発した、歩くことをゲームにしたPokémon GO』があります。2016年の配信以降、全世界で10億ダウンロードを突破し、多くのお客様に外歩きをしながらポケモンを見つける喜びや驚きを体験していただきました」とコメント。

そこから、人々の日常生活における基本動作や行動に着目し、エンターテインメントの力によってそれらを豊かなものに変えるお手伝いをしたいとの観点から次に注目したのが睡眠であると説明した。


▲ポケモン代表 取締役 最高執行責任者の宇都宮崇人氏。

経済協力開発機構(OECD)の2021年の発表によると、日本人の平均睡眠時間は加盟30ヶ国のうち最下位を記録しているという。さらに、厚生労働省が昨年発表した調査によると、睡眠時間が7時間以下の人の合計が67,7%におよび、日本人は全体的に睡眠不足であるといえる。また、ポケモンが独自に行った調査でも「睡眠は義務」と捉えている人が多く、あまり前向きなものとして考えられていないのが現状だ。

そこでポケモンは、全世界に向けてPokémon Sleepを配信し、睡眠に楽しむという新たな価値を提案することで睡眠に対するイメージを少しでもポジティブなものに変えていきたいと考えているとのこと。そうした願いのもと、ポケモンとSELECT BUTTONが開発したPokémon Sleep』は、朝起きるのが楽しみになるアプリになっている。

最後に宇都宮氏は、本サミットの開催意義について「自身の睡眠について一度、振り返っていただく機会となり、睡眠を楽しむという新たな価値に気付く場になることを願っております」と話して降壇した。

睡眠でカビゴンのねむけパワーを大きくして「ポケモン寝顔図鑑」を完成させよう!

次に首藤氏が登壇し、Pokémon Sleep』の紹介を行った。


▲ポケモン アプリ開発担当者の首藤まり江氏。

Pokémon Sleep』は、自身がよく眠ることができれば、多様なポケモンたちが集まってくるという仕組みを通じて、朝起きることが楽しみになる睡眠ゲームアプリである。



冒険の舞台は、大きなカビゴンのいる小さな島。島に生息するカビゴンが発生させている「ねむけパワー」がポケモンたちを引き寄せて眠りに誘っている。この、カビゴンのねむけパワーを増幅させる「睡眠シンクロ装置」によって、ユーザーとカビゴンの睡眠がシンクロする。なお、いねむりポケモンである「カビゴン」は、今回のアプリの主役としてピッタリであることから今回はカビゴンをフューチャーしているという。




続いて一日のゲームサイクルを紹介。ユーザーは、朝→昼→夜のサイクルを繰り返すことでポケモンたちにたくさん出会い、さまざまな寝顔を集めて「ポケモン寝顔図鑑」を完成させることが目的となっている。



夜は枕元にスマートフォン、または『Pokémon GO Plus+』を置いて睡眠計測を行う。端末の加速度センサーによって胎動を検知して睡眠情報を推定しているため、スマートフォンで計測を行い場合は、充電をしながら裏返しで置いておくと良いとのこと。



そうして朝目覚めたら、まずは集まってきたポケモンたちを「ポケモン寝顔図鑑」に登録する「睡眠リサーチ」を行う。ここで、先ほど紹介されたカビゴンの「ねむけパワー」の大きさによって集まるポケモンの数が決まってくる。このカビゴンのねむけパワーは、「カビゴンエナジー」と「睡眠スコア」を掛け合わせて算出される。また、ねむけパワーが高ければ珍しい寝顔を発見できるかもしれないため、如何にねむけパワーを大きくしていくかが遊びのポイントになっていると説明した。




そのほか、ユーザーの睡眠は「うとうと」「すやすや」「ぐっすり」の3つの睡眠タイプに分類されており、そのタイプに応じて同じ睡眠タイプを持つポケモンたちが集まってくるようになっている。



集まったポケモンたちは、「ポケサブレ」というおやつを与えることで仲良くなって「おてつだいポケモン」として仲間にすることができる。「おてつだいポケモン」は、カビゴンにあげるきのみを拾ってきたり、スキルを発動してカビゴンの育成をサポートしてくれる。ユーザーが日中にゲームをプレイしなくても良い点が『Pokémon Sleep』らしいポイントになっていると紹介した。




また、カビゴンには好みが設定されており、これは毎週ランダムに変化していく。ユーザーはカビゴンの好みに合わせておてつだいポケモンのチームを編成することで、より多くのカビゴンエナジーを溜めることができるようになっている。


さらに、おてつだいポケモンが拾ってきた食材を使って、より多くのカビゴンエナジーを溜められる料理を作ることができる。料理は朝・昼・夜の3回作ることができるため、ユーザーが食事をとるタイミングにカビゴンにも料理を作ってあげると良いだろう。



以下が今回、紹介された一日のゲームサイクルのまとめとなる。


▲昼にカビゴンを育てたときに溜まる「カビゴンエナジー」と、夜にユーザーが眠った「睡眠スコア」を掛け合わせて算出される「ねむけパワー」により朝に集まってくるポケモンの数が決まる。集まるポケモンの種類は自身の睡眠タイプによって変化し、集まったポケモンたちを仲間にしていくことでカビゴンの育成が加速していく仕組みとなっている


▲『Pokémon Sleep』では、ポケモンたちがさまざまな寝顔を見せてくれる。

次に、1週間のゲームサイクルについて。

Pokémon Sleep』では、毎週月曜日に新たなフィールドに移動して新しいカビゴンと睡眠リサーチを始めることになる。そのため、「先週はあまり寝られなかった」という人も月曜から心機一転して始められるようにもなっている。

そのほか、友人と睡眠研究をシェアできる「ソーシャルリサーチ」という機能も。フレンド登録を行うことで、互いの睡眠時間や睡眠タイプ、どんなポケモンと出会ったかという情報を共有することができる。



最後に、『Pokémon Sleep』においてどのような睡眠を評価しているかを改めて説明した。『Pokémon Sleep』では、1日単位で睡眠の"長さ"を、週間単位で睡眠の"規則性"を評価している。また、この指標の作成にあたっては睡眠の世界的権威である柳沢正史教授が協力しているとのこと。



▲日ごとの評価では8時間30分以上の睡眠を100点としている。


▲1週間単位では、"規則正しさ"による睡眠習慣を評価しており、睡眠時間の長さの規則性とミッドスリープタイム(寝た時間と起きた時間の中間の時間)を規則性として評価しているという。さらに、アプリ内には睡眠の習慣付けをサポートする「ねむりの約束」というスタンプカードのような機能も搭載されている。

そのほか、睡眠計測ツールとしても活用できるように作り込まれており、睡眠時間や睡眠タイプの振り返りを1週間単位で行えるほか、録音された環境音から自身の睡眠環境を見つめ直すことができるようになっているとして紹介の締めとした。




■錦鯉さん、丸山桂里奈さん、HIKAKINさんらが自身の『Pokémon Sleep』体験談を披露!

ここからはゲストとして錦鯉さん、丸山桂里奈さん、HIKAKINさんが登壇。それぞれにPokémon Sleep』を体験した感想や、睡眠にまつわるエピソードトークを披露した。


▲錦鯉の長谷川さんは、「睡眠」というテーマに合わせて憧れだったというナイトキャップを被って登場。


▲ポケモンのイベントに登壇するのが初めてというHIKAKINさんは「小さい頃から(ポケモンを遊んでいたので)嬉しいです」と素直にコメントした。

挨拶を済ませたところで、この1週間『Pokémon Sleep』を体験してみたという面々の記録を振り返ってみることに。

翌日の早朝にロケを控えていたという錦鯉の渡辺さんは、朝4時ごろに起床したこともあり睡眠時間が4時間15分と短く睡眠スコアも低めの結果に。自身でも深くは眠れていないと体感していた通り、タイプは「うとうとタイプ」の睡眠となっていたが、こうして自身の睡眠を改めて見つめ直す良い機会となったようだ。




一方、相方の長谷川さんの睡眠時間はさらに短く2時間33分。渡辺さんとはタイプが異なり、ぐっすりと眠っている時間が多いという結果となった。また、寝付くまで5分という速さには一同も驚きを隠せなかった。

 

そのほか、最近は子育てが忙しくまとまった睡眠時間が取れていないという
丸山さんは、「ねむりの約束」の機能があることで、時間になるとアプリが教えてくれるので自分の意識が睡眠に向いて使いやすいとコメント。HIKAKINさんも「1週間の睡眠記録が数字で見える化されるので、もっと寝なきゃいけないと思えたのが良かったです」と各々自身の睡眠を改めて考えることができたようだ。


HIKAKINさんの1週間の記録には、
柳沢教授から「睡眠時間が極端に短いことが心配になりました。大人気YouTuberというお立場からでしょうか。睡眠不足が溜まると、徹夜明けや飲酒後と同じようなレベルまで脳や体のパフォーマンスが下がってしまいます。睡眠の量は質を高めても補うことはできないので、最低でも6時間程度は確保してほしいです。そうすれば『Pokémon Sleep』もより楽しめるはず。HIKAKINさん、一緒に世界中の人々が眠ることを楽しむ文化を作っていきましょう」とのコメントも寄せられた。

その後は、ゲストの皆さんが撮影したポケモンの寝顔を紹介するコーナーへ。紹介されたポケモンの種類もさることながら、各ポケモンによって寝顔もさまざまで、毎日『Pokémon Sleep』でいろんな寝顔が見られるのも楽しみのひとつになりそうだ。




また、HIKAKINさんはこの1週間で超激レアの「色違いマンキー」の撮影に成功。開発スタッフの話によると、色違いポケモンは200日ほど睡眠を記録をし続けても出るか出ないか分からないほどの低確率になっているという。本作にも「色違い」のポケモンが出現するということが判明し、ファンにとっても喜ばしい情報となった。



その後は、ゲストにはそれぞれ睡眠に関する質問が投げかけられた。

「これだけは譲れない睡眠ルーティーンはありますか?」との質問に、
テレビや電気を付けたまま寝落ちしてしまうのが癖になっていると答えた長谷川さんは、明るくてもどこでも寝られてしまうという話を披露。その反面、2時間ごとに目が覚めてしまうという悩みもあるようで、これには柳沢教授から原因と解決策がいくつか寄せられた。

まず、寝落ちをしてしまうということは心身が疲れていて睡眠を必要としていることを意味するのだという。テレビの音や光、姿勢などの影響で睡眠の質が可能性がある。また、
短時間で目が覚めてしまうことにはさまざまな可能性があり、アルコールや睡眠環境、年齢による影響があるという。お酒は軽く晩酌程度に留めたり、眠くなってきたら電気を消してベッドで眠るのが一番であるとの解決策が示された。さらに、いびきをかいている場合は睡眠時無呼吸の可能性があるため、一度詳しく調べてみるのも良いとのことだった。



最後に、HIKAKINさんは「明日リリースということで、今日、発表したよりもだいぶ寝られてるということを分かるようにするためにもすぐにインストールして遊びたいと思います。皆も『Pokémon Sleep』遊んでみてください!」とコメント。渡辺さんは「これまでポケモンが面白すぎて寝られないことはありましたが、睡眠とポケモンの組み合わせがとても新鮮で面白かったので、ぜひ皆さんにも体験してほしいと思いました」と話してイベントの締めとした。



(取材・文 編集部:山岡広樹)


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株式会社ポケモン
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会社情報

会社名
株式会社ポケモン
設立
1998年4月
代表者
代表取締役社長 石原 恒和/代表取締役 宇都宮 崇人
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