KLabの決算説明資料より…新作パイプラインの大型タイトルは前四半期と同じ4本 運営型カジュアルゲームはIPタイトル含む3本が開発中 支援モデルは3タイトルが進行中に

柴田正之 編集部記者
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KLab<3656>は、8月8日、2023年12月期の第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表した。その決算説明資料から今回は同社の新作のパイプラインを見てみたい。

大型タイトルについては、前四半期から本数に変更はなく、4本が開発進行中となっている。なお、Electronic Arts(EA)との共同開発タイトルは、EAがオランダのアムステルダムで開催したEA SPORTS FCブランドの発表イベント「EA SPORTS FC Clubhouse」において、タイトルが『EA SPORTS FC TACTICAL』となることが正式に発表された。

現在、オーストラリアなどでオープンベータテストを実施しており、リリースに向けて最終調整中となっている。

続いて、運営型カジュアルゲームは、前四半期から1本増の3本が開発進行中だ。同社がプロジェクト化に向けて、2本のオリジナルタイトルのKPIテストを実施中であるほか、子会社のグローバルギアがカジュアルゲームと相性の良いIPを用いたタイトルの企画を進行している。

支援モデルについては、これまでの「ジョジョの奇妙な冒険 黄金讃歌」のIPを用いたタイトルのほか、情報未公開ではあるものの、開発が順調に進捗している2タイトルがプロジェクト化見通しから進行中に移行した。

なお、プロジェクト化見通しに含めていた1本は、同社の役務負担の見直しにより支援モデルからは除外される形となり、進行中に移行した2タイトルも含め、プロジェクト化見通しのタイトルは前四半期比3本減となっている。

ブロックチェーンゲームは、子会社BLOCKSMITH&Co.が開発を進めている『QAQA』が現在クローズドα版のテストの実施中となっている。11月下旬ごろにはβ版をリリース予定だという。

『QAQA』は、クイズを活用したファンリレーションマーケティングの実施に向けて参画企業の誘致も行っており、現在は8社が参画することが決定している。

KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
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