バンナムHD、第1四半期IP別売上は「ガンダム」が27%増の369億円と最高 ガンプラや業務用ゲーム好調、「水星の魔女」貢献 TCGやアプリ好調の「ONE PIECE」8割増
バンダイナムコホールディングス<7832>は、この日(8月8日)、第1四半期のIP別売上高を発表し、主力の「機動戦士ガンダム」が前年同期比27.2%増の369億円だったことを明らかにした。集計している限り、過去最高となったようだ。
同社によると、業務用ゲーム「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 オーバーブースト」やシリーズのプラモデルが好調に推移したとのこと。
「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の公開で新規ファンの獲得が進み、グループの商品・サービス販売にも好影響を与えたという。シリーズの映像配信も伸びた。
定番作品では、ここ最近の伸びが著しい「ONE PIECE」も同82.5%増の250億円と拡大。「ONE PIECEカードゲーム」やスマホゲームが貢献した模様。「ドラゴンボール」も同4.4%増の287億円だった。
このほか、「ウルトラマン」が17.1%増の41億円、「仮面ライダー」が同28.2%増の59億円、スーパー戦隊が同25.0%増の20億円と特撮系のコンテンツも好調だった。
他方、「アンパンマン」や「プリキュア」、「NARUTO」についてはほぼ前年並みだった。
主要IP別売上は以下のとおり。
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832