【ゲーム株概況(8/8)】決算発表受けて個別株物色 『PROJECT XENO』貢献のクルーズがストップ高 決算延期の東京通信Gが大幅続落
8月8日の東京株式市場は続伸。日経平均株価は、前日比122円73銭高の3万2377円29銭で取引を終えた。前日の米国株式市場の上昇や為替の円安を支援材料として買いが入った。ただ、利益確定の売りや戻り待ちの売りも多く、上値は抑えられたという。米国の消費者物価指数などのイベントもあることから個別物色中心となったようだ。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、決算発表を受けて一喜一憂する展開だった。クルーズ<2138>がストップ高。前日、第1四半期決算を発表し、GameFi事業の利益が243%増の2.8億円と大きく貢献したことが材料視された。『PROJECT XENO』が好調で、今後の収益貢献を期待した買いが入ったようだ。
Aiming<3911>も4日続伸。この日、8月24日にサービス開始を控えたバトルアクションRPG『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか バトル・クロニクル』の事前登録者数が75万人を突破したとのアナウンスがあった。業績への貢献を期待した買いが継続的に入っているもよう。
このほか、前日、日経400の銘柄入れ替えが発表となった。セガサミーホールディングス<6460>が新規採用となったが、この日は反発。同じく採用銘柄となったSANKYO<6417>は大幅続伸。前日発表の第1四半期決算で営業利益が前年同期比102.9%増の191億円だったと発表したことが材料視された。
他方、東京通信グループ<7359>が大幅続落し、一時951円まで売られた。前日8月7日に発表予定だった2023年12月期の第2四半期の決算発表を8月10日に延期することを発表しており、決算の発表内容への警戒感が市場に燻る形となったようだ。
コナミグループ<9766>も反落。前日に年初来高値を更新していたが、この日は利食い売りに押された。岡三証券が同社株のレーティング「強気」の継続とし、目標株価を9100円から9700円に引き上げた。
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138
会社情報
- 会社名
- 株式会社Aiming
- 設立
- 2011年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 椎葉 忠志
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高181億9900万円、営業損益13億900万円の赤字、経常損益11億円の赤字、最終損益22億2700万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3911
会社情報
- 会社名
- 株式会社東京通信グループ
- 設立
- 2015年5月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 古屋 佑樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高62億1900万円、営業損益1億3300万円の赤字、経常利益3億5700万円、最終損益2億400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 7359