マイネット、第2四半期(1~6月)決算は売上高9%減、営業益25%減に 子会社滋賀レイクスターズの全株式の売却で売上が減少 通期利益予想の上方修正を実施
-
マイネット<3928>は、8月14日、2023年12月期の第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表、連結子会社滋賀レイクスターズの全株式の売却した影響で減収となった。
なお、最終利益が膨らんでいるのは、子会社滋賀レイクスターズの全株式の売却したことにより第1四半期に特別利益が発生したため、となる。
売上高47億7700万円(前年同期比9.9%減)
営業利益7400万円(同25.4%減)
経常利益6600万円(同34.3%減)
最終利益1億2900万円(同29.9%増)ゲーム事業では『大戦乱!!三国志バトル』と『レジェンド オブ モンスターズ』がサービスリリースから11周年を迎えた。今後も累計80タイトル以上のゲーム運営から得た知見をゲームタイトルの長期運営に活かしていく。なお、2023年6月末時点での運営タイトル数は25本、運営期間が10年を超えるタイトルは累計で11本となった。
そして、7月にプロスポーツライセンスを使用したスポーツゲームに実績のあるOneSports NEXTを新たにグループに迎え入れ、スポーツコンテンツビジネスに精通している経験豊富なメンバーがグループジョインした。今後は新規スポーツゲームのリリースやWeb3ゲーム運営のほか、同社がこれまで開発運営をしてきたファンタジースポーツにおける他競技への横展開などスポーツジャンルにおける開発ラインを強化していく。
ファンタジースポーツ事業では、Bリーグ2022-23シーズン開幕に合わせてリリースしましたファンタジースポーツサービス「B.LEAGUE#LIVE2022」は、さまざまな集客施策により新規ユーザーの獲得と定着が進み、着実に右肩上がりの成長を遂げ、主要KPIは計画を上回る成果を残した。その中でもログイン継続率は米国大手ファンタジー事業者のログイン率や一般的なゲームログイン率を大きく上回り当初計画を超える水準で推移した。
今後は複数競技への展開も含め、開発と運営に集中し準備を進行している。そして、同社が運営する日本最大級のバスケットボールメディア「BASKETCOUNT」からの情報発信を組み合わせ、メディアとゲームの両面から生み出すシナジーを用いて、国内におけるバスケットボールのファン・コミュニティの熱量を高め、ファンタジースポーツをさらに盛り上げていく。
全社的な取り組みでは、コスト構造を改善することを目的に人員合理化を実施し、固定費の最適化を行った。今後は、持続的な利益体質への転換に向けゲーム市場での事業拡大およびファンタジースポーツの事業確立を目指し売上の再成長を推進していく。
-
■通期予想の営業利益と経常利益を上方修正
-
2023年12月期通期の業績予想については、営業利益と経常利益のみを上方修正しており、以下のとおり。
売上高94億円(前期比10.8%減)
営業利益1億円→1億1000万円(増減率10.0%増、前期3億9900万円の赤字)
経常利益8000万円→8500万円(増減率6.3%増、同4億1900万円の赤字)
最終利益1億円(同16億3300万円の赤字)
会社情報
- 会社名
- 株式会社マイネット
- 設立
- 2006年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 岩城 農
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3928