クルーズ<2138>の100%子会社であるCROOZ Blockchain Labは、同社が参画しているプロジェクト『PROJECT XENO』が、エジプトの俳優、歌手、ラッパー、ダンサー、プロデューサーであるムハンマド・ラマダン(Mohamed Ramadan)さんと在ジッダ日本国総領事館、西田光貴主席領事の臨席のもと調印式を行い、ムハンマド・ラマダンさんが正式に中東エリア担当のアンバサダーとして就任したことを発表した。
ムハンマド・ラマダンさんについて
ムハンマド・ラマダンさんは、学生時代から俳優として活動を開始し前代未聞の3回連続全国最優秀才能賞を受賞。「シンデレラ」などのテレビシリーズで小さな役を演じることからキャリアをスタートさせ、ユスリ・ナスララ監督の『Ehky Ya Sharazad(教えて、シャハラザド)』で大ブレイクした。その後、様々な映画に出演し、中東で最も価値のある俳優の一人となった。歌手としても成功し、幾つかのアルバムをリリースしている。2019年にはAFRIMA賞を受賞し、アフリカで最も人気のあるアーティストの栄冠に輝いた。
インスタグラムのフォロワー数は2510万人、YouTubeのチャンネル登録者数は1510万人、Facebookのフォロワー数は2303万人(2023年8月10日時点)、また近作のミュージックビデオの再生回数はいずれも1億回以上と絶大な人気を得ている。
PROJECT XENOの海外プロモーションについて
『PROJECT XENO』のプロモーションについては、いままで日本国内を中心に実施してきた。そのため、日本のユーザー比率が非常に多くなっているが、今後は海外のプロモーションにも力を入れ、年内には海外ユーザー比率を50%以上にすることを目標に活動していく。特に注力するエリアは
(1)世界のモバイルゲームコンテンツ市場(Web2ゲーム)の上位5位である「日本、韓国、台湾、北米、中国」
(2)Web3ゲームの起爆剤となった「フィリピン」
(3)世界のe-Sports分野をリードする「中東地域」
となる。各地域ごとに影響力の大きいアンバサダーによるコミュニティ形成と高額賞金のe-Sports大会の開催を行い、市場拡大を狙っていく。
中東エリアのプロモーションについて
『PROJECT XENO』はムハンマド・ラマダンさんのアンバサダー就任に伴い、中東エリアでのマーケティングを本格的に開始する。中東エリア、中でもサウジアラビアについては同国のゲーム・e-Sports分野に約5兆円規模の投資を実施する計画を発表したり、政府系ファンドが日本の大手ゲーム会社の大株主となる等、ゲーム分野への投資熱が非常に高いことで注目されているという。
また、2023年7月6日からリヤドで開催されているe-Sportsとゲームの祭典「Gamers8:ランド・オブ・ヒーローズ」での賞金総額は3000万ドルを超えているなど、世界のe-Sports分野をリードしている地域であるとのこと。
『PROJECT XENO』は、戦略と戦術を重視したフェアなバトル設計をビジョンとしているため、e-Sportsと非常に親和性が高いゲームになっているそうで、2023年10月には日本、11月にはフィリピンで実際にe-Sports大会を予定している。
『PROJECT XENO』は今回のムハンマド・ラマダンさんの中東エリア担当アンバサダー就任に伴い、2023年8月下旬にゲームアプリ・サイト、マーケットプレイス、Whitepaper等のアラビア語対応を予定しており、e-Sports大会についても来年を目処に開催したいと考えている。中東エリアのプロモーションについては、2023年9月より順次展開したい、としている。
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138