ケイブ<3760>は、この日(8月31日)、2023年5月期の内部統制報告書において、開示すべき重要な不備があり、同社の財務報告に係る内部統制は有効でない旨の記載を行ったことを明らかにした。なお、監査法人より指摘を受けた事項は全て連結財務諸表等に反映しており、連結財務諸表及び財務諸表の監査報告における監査意見は無限定適正意見を得られたという。
同社グループは、新たに重要な連結子会社を有するに至り、グループとしての開示体制の早急な強化に取り組んできたが、決算を進める監査手続きの過程で連結仕訳と開示項目に関して重要な指摘を受ける事象が生じたという。
協議の結果、同社グループの体制は信頼性のある財務報告の作成・チェックを遂行するに必要な経理人員リソースが十分ではなく、同社の決算財務報告プロセスに係る内部統制において、開示すべき重要な不備に該当すると判断したという。
財務報告に係る内部統制の整備を行い、不備を是正するとともにその維持・強化を図るため、取締役CFOに代表権を付し早急な対応を可能にした上で、経理人員の採用、評価の指標作成、教育制度その他外部専門家の活用等を適切に組み合わせて対応していく。
また、監査等委員会からの客観的な報告・提言を受けることを予定しており、当該報告・提言も踏まえて不備がなく効果的で効率的な内部統制の構築と運用を確実に進めていく方針としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高122億7400万円、営業利益18億7000万円、経常利益19億4300万円、最終利益14億4100万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760