マンガ制作スタジオのエコーズ、バンダイナムコフィルムワークスの完全子会社に アニメ・マンガが融合した独自スタイルのIP創出に取り組む

マンガ制作スタジオのエコーズは、この日(9月1日)、既存株主であるバンダイナムコフィルムワークスと締結した株式譲渡契約により、2023年8月31日付でバンダイナムコフィルムワークスが同社の全株式を取得し、完全子会社としてバンダイナムコフィルムワークスのグループ会社になったことを明らかにした。今回の完全子会社化に伴い、2023年9月1日付でエコーズの代表には、バンダイナムコフィルムワークス常務取締役の佐々木 新氏が兼任する形で就任したとのこと。

 

完全子会社化の経緯と展望

エコーズは、多種多様なクリエイターの活躍機会の拡大に向けて、オリジナルマンガ専門の投稿プラットフォーム「マンガハック」を通じたマンガ制作スタジオの事業運営を行ってきた。その運営を通じて、グローバルにおいて高い市場成長が期待される縦スクロールマンガの編集・制作を、2022年10月より本格稼働している。また、これまでさまざまな企業のWEB戦略支援に取り組んでおり、このノウハウと多様なデジタルデータを組み合わせたデジタルマーケティングにも力を入れている。

バンダイナムコフィルムワークスは、2019年10月の資本参加(当時はサンライズ)以降、エコーズが持つクリエイターネットワークを活用したアイデア収集や作品制作サポート、さまざまなWEBプロモーションによる効果的なIP発信など、IPの創出、拡大の両面で協力関係を築いてきた。

今後は両社の連携をより強固なものにすることによって、アニメとマンガを融合させた独自のスタイルによる多様なIP創出に取り組むとともに、デジタルマーケティングを活用して、同社の持つ豊富なIPや今後創出していくIPを世界中に届けたい、としている。

※IP:Intellectual Property キャラクターなどの知的財産

 

各代表からのメッセージ

■ エコーズ株式会社 前・代表取締役 塩谷 寛、芹田 治
2012年に創業した当社は、創業期からマンガ家を中心とした多種多様なクリエイターの活躍機会の拡大や、エンターテインメント業界向けのデジタルマーケティングを行ってまいりました。これから、今まで以上にバンダイナムコフィルムワークスと深く結びつくことで、さらに多くのクリエイターと共に“いいもの”をつくり、皆さまに素晴らしいIPをお届けできるものと確信しております。私たちは取締役として、引き続きエコーズの発展とクリエイターの活躍機会の拡大に尽力してまいります。

■エコーズ株式会社 新・代表取締役社長 佐々木 新
 設立当初からクリエイターとIP、IPとファンをつなぐことでIPの魅力を伝え続けてきたエコーズが、長年にわたり多くのクリエイターとたくさんのIPを生み出してきたバンダイナムコフィルムワークスと強くつながることで、より広く、より深く、IPのワクワクを多様な形で皆様にお届けしてまいります。

■株式会社バンダイナムコフィルムワークス 代表取締役社長 浅沼 誠
 強い信念を持って、クリエイターの活躍の場を広げ、IPの持つ可能性を最大限に引き出すためにチャレンジし続けるエコーズを当社グループに迎えられたことを大変嬉しく思います。両社の強みと思いを掛け合わせることで、これまで以上に“いいもの”をつくり続け、世界中の皆さまに感動や驚きをお届けしてまいります。バンダイナムコフィルムワークスとエコーズの融合によって生み出す新しいエンターテインメントにぜひご期待ください。

 

企業概要

会 社 名:エコーズ株式会社
本 社:東京都目黒区
代 表 者:佐々木 新
役員構成:
 代表取締役社長 佐々木 新(バンダイナムコフィルムワークス常務取締役 兼任)
 取締役 塩谷 寛
 取締役 芹田 治
 監査役 正木 直也(バンダイナムコフィルムワークス取締役 兼任)
事業内容:縦スクロールマンガなどのデジタルコンテンツ制作、エンターテインメント業界向けのマーケティング事業・サービス開発
設 立:2012年4月17日
企業理念:クリエイション × マーケティングで、クリエイターとファンと企業と共に、IPのワクワクを実現するデジタルIPプロデュースカンパニー

株式会社バンダイナムコフィルムワークス
https://www.bnfw.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社バンダイナムコフィルムワークス
設立
1976年11月
代表者
代表取締役社長 浅沼 誠
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