【イベント】Cygamesの歴史が詰まったアートワーク展覧会「Cygames展 Artworks」をレポート 『グラブル』『プリコネR』『ウマ娘』など大ヒット作の貴重な開発資料の数々を展示
Cygamesは、9月2日~10月3日の期間、上野の森美術館にて、同社の原点である『神撃のバハムート』から『ウマ娘 プリティーダービー』などの近作に至るまでの作中に登場するデザインやイラストなど5500点以上のアートワークを集めた展覧会「Cygames展 Artworks」を開催している。本稿では、9月1日に先んじて行われた内覧会の模様をお届けしていく。
【出演声優】
緑川光さん(アルベール役/『神撃のバハムート』より)
【Cygames展 Artworks「公式ガイドアプリ」】
●「最高のコンテンツ」の系譜を辿る展覧会に
会場の入り口には、2011年9月1日に配信開始された『神撃のバハムート』から現在に至るまでにリリースされた作品のリストが映像で流されていたほか、年表がずらりと並べられていた。
▲『グランブルーファンタジー』や『Shadowverse』など、数々の大ヒットを経て2018年以降は毎年1作品以上をリリースし続けている。また、スマホやコンシューマーを含めて数々の新作を開発中であり今後の動向からも目が離せない。
■『神撃のバハムート』
スマートフォンアプリ:2011年9月1日~
来場者を最初に迎えるのは、Cygamesが最初にリリースしたタイトルでもあり、原点にもなっている『神撃のバハムート』のコーナー。ここでは、10年以上にも渡って紡がれてきたイベントや登場キャラクターたちを映像で振り返ることができる。
その先には『神撃のバハムート』を代表するキャラクターたちの美麗なイラストが展示されていた。
▲2023年9月1日にリリース12周年を迎えた『神撃のバハムート』には2万種以上のカードが実装されている。
■『Shadowverse』
スマートフォンアプリ:2016年6月17日~
続いてのコーナーは2016年にリリースされた『Shadowverse』だ。こちらには、第1弾~28弾までに登場した4000種以上のカードがデジタルで展示されており、パネルに触れることで進化モーションを見ることができる。
※コラボなど、一部のカードは未展示となっている。
■『グランブルーファンタジー』
スマートフォンアプリ:2014年3月10日~
次に待っているのは『グランブルーファンタジー』のコーナー。ここでは、登場キャラのイラストや背景画、ラフなど、普段は目にすることができない開発資料を見ることができる。
▲精巧なグランサイファーの模型も。細部まで作り込まれている。
▲壁一面にびっしりとラフが展示されている箇所も。
■『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』
スマートフォンアプリ:2015年9月3日~
そこから順路を進んでいった先には、『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』に登場する190人のアイドルすべてのイラストが五十音順に展示されている。また、MVの魅力を詰め込んだ映像も上映されている。
▲各イラストにプロフィールも添えられており、ひとりひとりの魅力が伝わる展示となっている。
※一般の方は衣装展示の撮影が禁止となっているので注意。
■『プリンセスコネクト!Re:Dive』
スマートフォンアプリ:2018年2月15日~
2階へ上がった先には、アニメRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』の展示が待ち受けている。イラスト、カットインムービー、デフォルメキャラなど、本作一番の魅力であるキャラクターを中心に展示が行われている。
そのほか、装備・モンスター・背景といった周りを彩る要素も改めてじっくりと見られるコーナーとなっている。
■『三国志パズル大戦』
スマートフォンアプリ:2013年8月26日~2016年9月20日
2階を進んだ先では、現在はサービスを終了している4タイトルの代表的なイラストを展示。未だにファンの熱量が高い作品も多く、当時の冒険を懐かしく振り返ることができる。
■『ナイツオブグローリー』
スマートフォンアプリ:2013年11月20日~2017年1月25日
■『リトル ノア』
スマートフォンアプリ:2016年9月30日~2019年1月17日
■『ドラガリアロスト』
スマートフォンアプリ:2018年9月27日~2022年11月30日
■『ワールドフリッパー』
スマートフォンアプリ:2019年11月27日~
また、その近くにはドット絵が特徴的な『ワールドフリッパー』のゲーム画面を模した展示が壁一面に広がっている。
■バハムート像
さらに、2階の中央にはコーポレートロゴにもなっているバハムート像が鎮座している。幅5m×高さ3mの巨大な造りで、本展覧会のために制作されたとのこと。なお、冒頭にも記述した通り「公式ガイドアプリ」のARカメラを向けて撮影すれば、暗雲が立ち込め稲光が走る迫力満点の写真を撮影することができる。
- ▲実際に「公式ガイドアプリ」のARカメラを使用して撮影した写真がこちら。
■『ウマ娘 プリティーダービー』
スマートフォンアプリ:2021年2月24日
既存タイトルで最後に待っているのは大人気ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』のコーナーだ。
▲競馬場を模したコーナーでレースやライブの映像が上映されている。
メジロマックイーン、ライスシャワー、ウイニングチケット、ナリタブライアン、サイレントスズカ、スペシャルウィークを紹介するコーナーが設けられており、ウマ娘ごとに音声ガイドが用意されているため、ファンは必聴の内容となっている。
▲作中に登場するイラストはもちろん、ムービーシーンの絵コンテやモデルとなった実際の競走馬の写真や戦績も共に展示されている。
■『GRANBLUE FANTASY:Relink』
コンシューマーゲーム
本展覧会の最後には、今後、発売を予定している2本のコンシューマータイトル『GRANBLUE FANTASY:Relink』と『GARNET ARENA:Mages of Magicary(ガーネット アリーナ:メイジ オブ マジカリー)』の映像を見られるコーナーも。
▲『GRANBLUE FANTASY:Relink』は、『グランブルーファンタジー』シリーズ初のコンシューマー向けアクションRPGとして期待が高まっている。
■『GARNET ARENA:Mages of Magicary(ガーネット アリーナ:メイジ オブ マジカリー)』
コンシューマーゲーム
▲『GARNET ARENA:Mages of Magicary』は、高木健一郎氏がディレクター兼プロデューサーを務める新規タイトル。「これは世界で一番、美しい戦い。」をキャッチコピ
ーに、優雅さや美しさ、派手に気持ち良く戦えることをコンセプトにしたマルチプレイアクションゲームとなっている。
展覧会はここで終了となっているが、今回の取材時間として設けられていた75分をフルに使ってもまだまだ細かいところを見たいと思えるほどの大ボリュームとなっており、好きなタイトルが複数ある人であれば複数回来場したくなることは間違いなし。展示されているタイトルがどれもヒット作ばかりで、改めてCygamesが生み出すゲームの地力の高さを伺うことができた。
さらに、本展覧会の開催期間中、会場で撮影した展示物や購入したグッズの写真に指定のハッシュタグを付けてX(旧Twitter)からポストした方に、声優・緑川光さんのサイン入りロングスリーブTシャツが抽選で5名に当たる「来場者限定Xハッシュタグキャンペーン」を実施している。
(取材・文 編集部:山岡広樹)
■「Cygames展 Artworks」詳細
【会期】2023年9月2日~10月3日
© CyDesignation, Inc.
© Cygames, Inc. / Citail Inc.
© Nintendo / Cygames
THE IDOLM@STER™& ©Bandai Namco Entertainment Inc.