コーエーテクモ、第4次中期計画を発表…3カ年累計で売上高3000億円以上、営業利益1000億円以上を目指す

 

コーエーテクモホールディングス<3635>は、この日(4月30日)、2027年度(2028年3月期)を最終年度とする第4次中期経営計画を発表し、売上高は3カ年累計で3000億円以上、営業利益は1000億円以上を目指す(2025年3月期の実績は、売上高831億円、営業利益321億円)。営業利益については年平均で333億円となるが、単年度では前回の中期計画で達成できなかった、単年度営業利益400億円にも挑戦するとのこと。

 

同社では、開発パイプラインの質量の成長を図るとともに、販売力の強化、コスト削減を行っていく。成長ドライバーとなるコンソール・PC分野は、大型とミドルクラスまでのタイトルのバランスを考慮してラインナップ編成を行い、3カ年累計の販売本数3000万本以上を目指す(25年3月期の実績は763万本)。オンラインモバイル分野は段階的な成長を目指す。

 

この成長を支える経営基盤を強化するため、ガバナンス強化に取り組む。取締役は、社長執行役員CEOと非業務執行取締役を中心とした構成とし、社外取締役比率50%、女性役員比率30%超の体制とする。コーエーテクモコーポレートファイナンスを設立し、ファイナンス機能の集約も行っていく考え。

パイプラインの質・量の成長を図るため、開発を担う人的資本への成長投資も拡大していく考え。3か年の投資額を前回中期計画の725億円から1100億円以上に増額する予定だ。人材育成や職場環境の整備、開発インフラ・設備に投じていくほか、他社の買収も行っていくという。

コーエーテクモホールディングス株式会社
http://www.koeitecmo.co.jp/

会社情報

会社名
コーエーテクモホールディングス株式会社
設立
2009年4月
代表者
代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
決算期
3月
直近業績
売上高845億8400万円、営業利益284億9400万円、経常利益457億4100万円、最終利益337億9200万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3635
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