【ゲーム株概況(9/5)】全体手掛かり難、決算発表後に急落したままの出遅れ銘柄に循環物色　ブシロードや東映、東映アニメが高い

9月5日の東京株式市場は7日続伸。日経平均株価は、前日比97円58銭高の3万3036円76銭でこの日の取引を終えた。前日の米国市場が休場だったこともあり手がかりに乏しい中だったが、先物主導で上昇した。一時は3万3000円台を回復したことで達成感が出てマイナスに転じる場面もあったが、引けにかけてプラスに転じ高値で引けた。好業績銘柄を買っていくというより、出遅れ銘柄を循環的に物色しているという指摘もあった。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、ブシロード<7803>が6日続伸。岩井コスモが投資判断「A」の継続とし、目標株価を1250円から800円に引き下げた。これだけ見るとネガティブだが、決算発表後に株価を大きく下げ、指数に対して出遅れている銘柄の一角として循環的に物色されたようだ。同社株は、決算発表後、「窓」を開けて大きく下げた経緯がある。

東映<9605>が大幅続伸し、ザラ場ベースで8月17日以来の1万8000円台を回復した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」に引き上げ、目標株価も2万1100円から2万9100円とした。

東映アニメーション<4816>も高い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が「アンダーウエート」から「ニュートラル」とし、目標株価を1万0800円から1万2300円に引き上げた。

このほか、ギークス<7060>やmonoAI technology<5240>も高い。これ以外にゲーム関連でレーティングや目標株価に変更のあった銘柄は以下のとおり。

■東海東京証券
・KADOKAWA<9468>　「アウトパフォーム」継続、目標株価4140円→4300円
・コナミグループ<9766>　「ニュートラル」継続、目標株価8180円→8460円

■水戸証券
・任天堂<7974>　新規「B+」、目標株価6900円