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Cygames(サイゲームス)は、9月6日、ゲームづくりに欠かせない「SE(サウンドエフェクト)」を収録する新スタジオ「フォーリースタジオ」を大阪サイゲームス内に、2022年11月にオープンした。
■世界屈指の高機能設備を揃えた大阪の最新スタジオ
2014年にPS4への参入を発表して以来、スマートフォンゲームに限らず、コンシューマーゲームの制作にも着手してきたサイゲームス。コンシューマーゲーム開発に取り組む企業が多く集まる大阪で、ハイエンドタイトルの開発を手掛ける拠点として、2015年に設立された大阪サイゲームスでも、新たな拠点として昨年3月にはモーションキャプチャースタジオがオープン。さらにアーティストが思い立ったらいつでも気軽に撮影する環境づくりとして、今年4月には、執務室内に簡易モーションキャプチャーが設置されるなど、日々最高の環境を目指した整備が行われている。これまでも、ハイエンドタイトル開発においてクオリティーの向上に努めてきた大阪サイゲームスが、ユーザーのさらなるニーズに応え、進化し続けるリアルさを追求するために、2022年3月上旬から本稼働をスタートさせたモーションキャプチャースタジオは、フォーリースタジオ、執務室なども配備され、大阪サイゲームスの「最高のコンテンツ作り」を支える重要な役割を担っている。
◆8mの天井高に168台のカメラが360度、ワイヤーアクションも可能な世界屈指のハイスペックスタジオ
8mの天井高に168台のカメラが360度、14mx10mx5mの空間に死角なく敷き詰められているモーションキャプチャースタジオでは、 多人数収録、指、フェイシャル、バーチャルカメラなどへの対応が可能に。カメラが168台となれば、高い精度で撮影が可能。さらに8mの天井高を活かし、ワイヤーアクションを使ったダイナミックなシーンを演出することができるようになった。世界的に見ても屈指のスペックを誇る新スタジオは、何より「大阪サイゲームスがハイエンド開発に本気」なことをアピールするための象徴ともいえる。◆アクターファーストのスタジオを目指して
新スタジオは、日本屈指のモーションアクター集団のご協力のもと設計。アクターの足腰の負担を軽減した浮き床の構造や、操演の機材選定や配置、運用のしやすさなど、現場で活躍されるプロの経験や意見を反映したスタジオづくりを目指した。収録後のシャワールームも備え、アクターの快適性を最重要視した “アクターファースト”の新スタジオとなっている。◆より細やかで臨場感のある「音」を表現するために最新鋭のSE収録専用のフォーリースタジオが完成
ゲームづくりに欠かせない「SE(サウンドエフェクト)」を収録する新スタジオ「フォーリースタジオ」を大阪サイゲームス内にオープンした。収録エリア内の床面には、アスファルトやコンクリート、大理石などの床と、砂や水をためるピットを用意。様々なバリエーションを収録することを可能とした。収録作業にはアーティスト、エンジニア、オーディオディレクター、アシスタントなど多くのスタッフが関わるが、フレキシブルな活用や効率的な作業が可能なコントロールルームも完備され、ゲームの世界観をより細やかに表現するためのSEを収音する、最高の環境を整えている。