ユークス、第2四半期(2~7月)決算は売上高4%減、営業益67%減に 一部受託案件が中止が減収の要因に 下期偏重型の業績予想のため通期予想は据え置き

  • ユークス<4334>は、9月8日、2024年1月期の第2四半期累計(2~7月)の連結決算を発表、一部受託案件が中止となった影響もあり、減収での着地となった。

    一方、各利益項目は大幅減益となっているものの、当初から下期偏重型の業績予想となっており、いずれも期初予想は上回っての着地となっている。

    売上高20億400万円(前年同期比4.8%減)
    営業利益1億6400万円(同67.6%減)
    経常利益2億3800万円(同63.5%減)
    最終利益1億7700万円(同66.8%減)

    受託ソフトは、新進気鋭の米国プロレス団体である「All Elite Wrestling」(略称「AEW」)から開発受託した、同団体をモデルとしたプロレスゲームがTHQ Nordicから6月29日に発売された。新規案件は、2024年に発売を予定している『四角い地球に再びシカク現る!? デジボク地球防衛軍2 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS』(発売元:ディースリー・パブリッシャー)の開発を受託した。そのほか、複数のプロジェクトの開発が進んでいる。

    XR事業分野は、8月19日に「ガールズ&パンツァー バーチャルライブ、はじめます!~オオアライで全員集合!!!!!!!~」(主催:バンダイナムコフィルムワークス、バンダイナムコミュージックライブ)において、独自の技術ALiS ZEROを使い、キャラクターのCGモデル制作、リアルタイムモーションキャプチャー担当としてライブ制作に参加した。

    パブリッシング事業分野は、DCコミックスのキャラクターをテーマにしたオンライン・トレーディングカードゲーム『DCデュアルフォース』のオープンベータテストを、7月14日の米国太平洋標準時午後12時より開始し、8月31日よりアーリーアクセスに移行した。今後はベータテストで得られたデータに基づき、最終調整と機能追加、バランス調整を行いながら、dcdualforce.com のほかSteam / Epic Games Storeにおけるリリースや他の言語への拡大を行う予定だ。

    パチンコ・パチスロ分野は、引き続き複数タイトルの映像開発プロジェクトを受託しており開発が順調に進行している。

    そのほか、モバイルコンテンツ分野も複数のプロジェクト開発が進んでいる。

  • ■通期業績予想は変更なし

  • なお、2024年1月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

    売上高79億2300万円(前期比84.3%増)
    営業利益16億1500万円(同70.4%増)
    経常利益16億2200万円(同48.5%増)
    最終利益11億9200万円(同35.0%増)

株式会社ユークス
http://www.yukes.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ユークス
設立
1993年2月
代表者
代表取締役社長 谷口 行規
決算期
1月
直近業績
売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4334
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