ウェルプレイド・ライゼスト、23年10月期通期の単独業績予想を下方修正　売上高は18.8％減、営業益はゼロに　案件の中止や規模縮小が発生

ウェルプレイド・ライゼスト<9565>は、9月13日、2023年10月期通期の単独業績予想の修正を発表、下期に開催を予定していたクライアントワークサービスの一部の案件において、クライアント企業に起因した案件の中止や規模の縮小が発生したこともあり、売上高・利益ともに予想を下ブレする見込みとなった。

売上高27億800万円→22億円（増減率18.8％減）
営業利益2億5100万円→ゼロ
経常利益2億4900万円→1300万円の赤字
最終利益1億6500万円→1400万円の赤字

e スポーツ市場は引き続き堅調な成長を見せる中、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和され、eスポーツを含むエンターテインメント全般のオフラインイベントが復活した結果、スポンサー企業のプロモーション戦略におけるeスポーツの占める割合が相対的に縮小傾向となった。

このような市場の動向を受けて、同社においても下期に開催を予定していたクライアントワークサービスの一部の案件において、クライアント企業に起因した案件の中止や規模の縮小が発生した。この不足額を埋めるため、オフラインイベントも含めた新規案件の獲得をしてきたが、営業人員の不足もあり、下期において期初に計画していた受注額を達成するに至らなかった。

また、売上高の減少に加え、当初から計画していた大型イベントに伴う外注費が想定外に増加したことにより利益率が計画を下回り、各利益項目も業績予想を下回る見込みとなった。